副業禁止が禁止になる日

日経ビジネスオンラインの記事より。

 「副業解禁」で壊れる日本の「カイシャ」(磯山友幸氏)

サイボウズの青野慶久社長が政府委員などとして、「副業禁止を禁止せよ」と強く主張したことなどをきっかけに、働き方改革を掲げる安倍内閣が一気に「解禁」に舵を切った。

これはうれしいです!

2年前の厚労省のプロジェクトに呼ばれたとき、何か一つでも成果を残そうと考え、委員会のたびに「副業禁止は禁止せよ」としつこく言い続けました。

委員会では一部反対意見もありましたが、副業を禁止すること自体がおかしいと理解してくれた厚労省は、安倍総理を巻き込んで流れを作ります。

 首相「働く人の立場重視」 会社員らと意見交換(毎日新聞)

栽培したニンジンを手にした出席者(右端)の話を聞く安倍晋三首相(左端)

ニンジンを手にした出席者は、もちろんサイボウズが誇る複業家の中村龍太です。

さらに厚労省は、モデル就業規則から副業を禁止する部分を削除。

 モデル就業規則について (厚生労働省)

平成30年1月、モデル就業規則を改定し、労働者の遵守事項の「許可なく他の会社等の業務に従事しないこと。」という規定を削除し、副業・兼業について規定を新設しました。

これで意味もなく副業を禁止する会社は減っていくことでしょう。

しかしながら、働き方改革はまだ始まったばかり。日本企業には、副業以外にも変えたいルールがたくさんあります。例えばコレ。

 従業員の同意がない転勤を禁止してほしいです──サイボウズ青野慶久、連合の会長に働き方について意見してみた(サイボウズ式)

引き続き頑張っていきましょう!

 

おまけ:「副業禁止」を禁止しよう。(2016年4月27日の note)

続き:「会社というモンスターが、僕たちを不幸にしているのかもしれない。」(PHP出版、青野慶久著)

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