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骨髄移植(ドナーとして初めての手術)

久しぶりの投稿です。
実は昨年秋頃から、姉への骨髄移植の準備を進めてまして、先日、骨髄移植を行いました。

長い期間、病気に苦しんできた姉(長女)は介護職に励みながら普通の生活をしておりましたが、ここ数年、病気の進行により仕事を辞め自宅で治療をしてきました。元々、血小板数値が低く、最近では正常な血液が作れない状態になってしまいました。

骨髄移植では血液型ではなくHLAというヒト白血球抗原の型が一致しなくてはなりません。姉(二女)と私が検査を行った結果、私がフルマッチ。血縁者からドナーが見つかりとても幸運でした。HLAの型が合う確率は兄弟で約25%と言われてます。

血液検査すら苦手な私ですが、数回の採血や手術中の万が一に備えての貯血(400ccを2回)など、ここ3ケ月の間、数回通院しました。
姉は昨年11月末から抗がん剤治療を行い、移植前の2月20日からはかなり強い治療に耐えてきました。

私に出来ることは、自身の体調管理を行い、移植日に万全な状態で骨髄液を採取することです。初めての手術がドナーという形になりましたが、無事に骨髄液の採取を終え、その午後には姉への移植が行われました。
全身麻酔のため、点滴で麻酔を入れられた30秒後には深い眠りに入り、約2時間後には目を覚ましました。術後に心配された採取箇所(腰)の痛み、頭痛、発熱等、ほとんどなく丈夫な体に産んでくれた両親に感謝し、一方で姉(長女)が病気を受け止めてくれたんじゃないかと、ここ数ケ月は複雑な心境でもありました。

(ドナーのため個室が用意されました)

移植は終わりましたが、姉は3ケ月程度の入院が続きます。若い骨髄液ではないけど血縁者のフルマッチ、きっと、私の骨髄液が姉の中で頑張ってくれると信じてます。普段から二人の姉とはよく話をしますし、開業後は別々に暮らす両親にも会えるようになりました。ホント仲がよい家族でよかった。

移植準備や初めての手術等、不安はありましたが、姉の苦しみに比べれば大したことはありません。3泊4日の入院で昨日退院。本日から業務再開です。1週間程度は無理はできませんが、早くウォーキングも再開したいです。


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