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MCUフェーズ4で好きな映画ランキング

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)でフェーズ4の映画作品でランキングをつけてみた。『ブラック・ウィドウ』から『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』まで全7作品。映画のみとしてスペシャル・プレゼンテーションは外した。

ネタバレも含んでいるので、まだ観ていない人はご注意を。

公開順

  1. ブラック・ウィドウ(2021年7月)

  2. シャン・チー/テン・リングスの伝説(2021年9月)

  3. エターナルズ(2021年11月)

  4. スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年12月)

  5. ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022年5月)

  6. ソー:ラブ&サンダー(2022年7月8日)

  7. ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー(2022年11月11日)

ランキング

1位:ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス

1位はダントツでこれ。サム・ライミが監督をつとめたドクター・ストレンジの2作目。時系列でいうとこの1つ前の『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』から本格的に導入された「マルチバース」がどのように展開されるのか、予告から明らかにされていた「イルミナティ」はどういう位置づけなのか、公開前からいろいろと話題だった。個人的にはそもそもマルチバースを映画でやるのは好きではないので、不安しかなかったのだけど(スパイダーマンでは不安が的中してしまったから)、監督の豪腕ですばらしい作品になったと思う。MUC作品のひとつをサム・ライミが手掛けたというより、MCUというお題でサム・ライミがサム・ライミの映画を作ったという印象。

2位:ソー:ラブ&サンダー

世間の評判はあまり良くないこれを2位にした。ストーリーが単純すぎるとか、笑いに走りすぎているとか、ソーがコミカルすぎてかっこよくないとか、たしかにそうだとは思うけど、単純に最初から最後まで楽しく観られたということで評価したい。

3位:エターナルズ

クロエ・ジャオが監督をつとめたということで話題になったが、思いのほかちゃんとしたスーパーヒーロー映画だったと思う。多様性の押し付けがましさはあったが、そもそも原作がそういう感じだし。キャラクターでは高速移動ができるマッカリの映像が素晴らしかった。セナはとんでもなく強い戦士ということだけど、アンジェリーナ・ジョリーからはそれがまったく感じられなかったのは残念。

4位:ブラック・ウィドウ

これはもうスカーレット・ヨハンソンが演じるブラック・ウィドウが好きだからとしかいいようがないが、新しく登場した妹役のエレーナと母親役のメリーナもよかった。父親役のレッド・ガーディアンはかつてのヒーローという設定だからしょうがないだけど、かっこよさはなかった。作品としていまいちなのはヴィランがいまいちだからかな。ドレイコフもタスクマスターもそれほど恐怖を感じなかった。

5位:シャン・チー/テン・リングスの伝説

フェーズ4で最初に投入された新ヒーローということで期待したが、インパクトがなかった。マーベルのキャラクターのなかでも戦闘能力はピカイチだと思うのだけど、それを感じられなかった。普通の人間だから身体能力の限界はあると思うけど、このくらいならブラック・ウィドウとかと戦っても同じくらいじゃない?と思えてしまう。テン・リングスなしでも圧倒的な強さを見せつけてほしかった。

6位:スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム

MUCではフェーズ4以降は「マルチバース・サーガ」となっているが、実際にマルチバースが導入されたのはこの作品から。ヴィランについては過去のスパイダーマン作品から再登場することが予告されていたが、本編ではスパイダーマンも登場してファンを沸かせた。トビー・マグワイアとアンドリュー・ガーフィールドはそれぞれの作品で残してきたことがうまく昇華されていてよかったし、トム・ホランドとの共演は楽しかった。だけど、ひとつの映画作品として見たときに、そういうサプライズゲストありきなのは、やっぱりちがうと思う。この作品にかぎらずマルチバースではゲストばっかりが注目されてしまうのは不幸でしかない。この作品でいえば、おそらくみんなの印象としては、過去のスパイダーマンとヴィランがたくさん出てきた映画、くらいにしか残っていないのではないか。私はそうだ。スパイダーマン大集合。だからどうした。

7位:ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー

この作品がチャドウィック・ボーズマンの追悼になっていることは承知しているし、あまり否定的なことは言いたくないのだけど、感情移入できないところが多すぎる。まずシュリに魅力がまったくないこと。前作ではとても魅力的なキャラクターだったのだけど、今作ではただただ悪態をつく女の子になってしまった。ただこれはストーリー的に成長を描いたのだと理解できなくもないが、それにしても好きにはなれなかった。これはラモンダにしてもそうで、シュリが連れされたことでオコエを隊長から解任したときも、感情に流されて国王としての冷静な判断ができない人にしか見えなかった。ネイモアにしても何をしたかったのか。とにかく誰に対しても感情移入できなかったのだ。で、いちばん不満だったのは、最後、シュリの後継者が出てきたこと。物語を通じてようやくブラックパンサーとしての自覚が生まれたのに、つぎの後継者というか、本来の後継者が出てきたことで、シュリは完全につなぎ役になってしまった。

おわりに

MCUはフェーズ4からマルチバース・サーガに入った。私は映画でマルチバースをやるのはどうかと思っているので、この先も不安でいっぱいだ。早くこのサーガが終わってほしいと切に願っている。

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