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HORIBAのウェブサイトをリニューアルしたい

堀場製作所、通称HORIBAは京都に本社を置く分析・計測機器の総合メーカーで、エンジン排ガス測定・分析装置では世界シェア80%を誇る。M&Aを積極的に行い、グループ会社は49社(米州6社、アジア19社、欧州24社)、海外売上高比率70%と、まさにグローバル企業である。

デザインが会社の規模にふさわしくない

ググってみてすごい会社なのだとわかったけど、知らずにはじめてサイトを見たときには社員規模100人程度の中小企業なのかと思ってしまった。ようするに「店構え」が良くないのだ。安い定食屋だと思って入ったら高級フレンチレストランだったみたいな。グローバル企業なのだからもうちょっとグローバル企業らしいデザインにしたい。

デザインに社是が反映されていない

社是は「おもしろおかしく」らしいけど、サイトを見るかぎりではそれがあまり伝わってこない。もちろん社是がそうだからといってサイトをおもしろおかしいデザインにする必要はまったくないのだけど、もう少し楽しんで情報発信ができるサイトにしたい。

社是「おもしろおかしく」

常に「やりがい」をもって仕事に取り組むことで、人生の一番良い時期を過ごす「会社での日常」を自らの力で「おもしろおかしい」ものにして、健全で実り多い人生にして欲しいという前向きな願いが込められています。そのために会社は「おもしろおかしく」働ける舞台を提供します。そこで従業員が「おもしろおかしく」仕事をすれば、発想力や想像力が増すとともに、効率も上がり企業価値が高まります。その結果、お客様、オーナー(株主)、サプライヤー、そして社会とWIN-WINの関係を構築できます。

https://www.horiba.com/jpn/company/about-horiba/culture/

ユーザビリティがよくない

このサイトのメインコンテンツは「事業内容」だと思うけど、そこにぶら下がっている「自動車」「環境・プロセス」「医用」「半導体」「科学」「水・液体分析」の各コンテンツが別サイトのような作りになっている。それはいいと思うのだけど、ナビゲーションが変わってしまって、しかもコーポレートサイトに戻りにくいのがよくない。

たとえば「自動車」に行くとメインナビゲーションには「ソリューション」「製品/サービス」など自動車のメニューが並んでいる。左上のロゴは「HORIBA」ではなく「HORIBA Automotive」になるので、ここをクリックするとコーポレートのトップではなく自動車のトップに行ってしまう。自動車以外のページに行きたければ右上のホームアイコンや「製品&サービス」をクリックする必要があるが、これがわかりにくい。

自動車(Automotive)

採用サイトが独立しすぎている

採用サイトはデザインもコンテンツもすごくいい。採用サイトを作るときの参考にしたい良サイトである。ただ、なぜかわからないが、コーポレートサイトに戻るためのリンクが存在しない。ヘッダーのロゴやフッターのロゴをクリックしてみて、メニュー項目もすべて確認してみたけど、やっぱりない。あえてこうしているのか(なぜ?)、うっかりなのか、理由はよくわからないけど、就活生だってコーポレートサイトを見たいと思うだろうから、リンクはあったほうがいいと思う。

おわりに

ブランディングというと大げさかもしれないけど、やっぱりウェブデザインは「店構え」でもあるので、いい会社にはいいウェブデザインが似合う。勢いがあって将来性もある会社だから、そういうウェブサイトにリニューアルしたい。

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