きたえーる、天井のアレが無ければ...
今回で2年目となるレバンガ×ファイターズのコラボ企画にて、レバンガとして初となる吊り下げ式の4面LEDビジョンが設置されるとのこと。
レバンガのホームアリーナ「北海きたえーる」にも壁面にビジョンが常設されているが劣化が進んでいてかなり見づらい状態になってきている。
一方今シーズン、川崎、新潟とクラブ側が出資して公共施設であるホームアリーナに吊り下げ式LEDビジョンを常設する例が増えつつある。
2020年にBリーグオールスター開催を控える北海きたえーるとレバンガにも同じような形でLEDビジョン常設に向けて動いて欲しいところなのだけど一つ大きな物理的問題がある。
アリーナの天井真ん中を陣取る大きなスピーカーだ。
昨シーズンからレバンガの主催試合時に先に上げたLEDビジョンと同じような吊り下げ式の4面スコアボードが設置されている。
実はこれ、本来ならば本体から吊り下げるためのチェーンを天井まで伸ばして真っ直ぐ吊り下げられるはずがスピーカーが邪魔をするためそのままでは設置できない。
そのためスピーカーのさらに外周からチェーンを伸ばし☓字型にトラス(コンサートで照明などを設置するために仮設する鉄骨)を組んでその内側にスコアボードを設置するという「迂回」を強いられている。
この設置方法ではスコアボードが低い位置に固定されてしまうためバレーボールなど他の競技を行う際に支障が出てしまうため常設ができず、試合の度に設営と撤去を繰り返さなければいけない。
今回のコラボ企画で設置されるLEDビジョンは恐らく1回限りのものだろうけど、常設を目指すならばまず北海きたえーるの音響設備を更新なりしてあの大きなスピーカーをどかさなければいけない。
しかし公共施設である北海きたえーるでそれを実行するには税金を投入しなければならず、レバンガにとっては死活問題であっても施設にとっては不要不急な更新にはすぐに動くことはないだろう。
今すぐどうにかなることではないけども「クラブがアリーナを持つ」というBリーグが掲げる理想を追い求めることはやはり必要だなあ、と今回のリリースから改めて思い至った。
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