これからのリーダーには才能や自信はいらない!


3月発売予定の7冊目の新刊の未収録原稿の一部をご紹介いたします(第4回)

★新しいアイデアは独断で取り入れてもいい★

 オーケストラのメンバーの中にも、企業の社員の中にも、今までの慣れたやり方に固執し、変化を嫌う人はいます。できるだけ楽をしたいと思っているのです。
 このようなメンバーは、リーダーが何か新しいことを提案すると次のように言います。

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「今の状態でうまくいっているのに、どうして変えるのか」
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 それに対して、新任のリーダーは革新をもたらして、チームを活性化させようとします。そして、それまでのルーティンを捨てさせようとします。
 一方、今までのやり方に固執している人、たとえばベテランメンバーや既得権益を持っている人は、ルーティンをそのまま続けようとします。
 時間の経過にともない、内部環境も外部環境も変化していきますから、変えないこと、変わらないことは後退しているのと同じです。
 現状を変えたくない人は、せっかく新しいアイデアが出てもそれをつぶしてしまいます。
 特にベテランメンバーは上手に立ち振る舞います。経験が豊富であるからこそ、若手メンバーには強い立場で向かい、組織の中心にのさばり、改革に対するブレーキ役になります。
 若手メンバーや信任のリーダーは、このようなブレーキ役の人に遠慮してしまいがちです。

いちいち反対者の顔色をうかがわない

 このようなとき、オーケストラの指揮者は次のように対応します。
 仮に、指揮者が16人の演奏者からなるチームを率いていたとします。
 たとえば、そのうちの1人から新しい意見が出たとします。
 その意見に対して、3人のメンバ-が「今までの方法でうまくいっているのに変える必要はない」と反対したとします。
 このような場合、オーケストラの指揮者は新しい意見がよいと思ったら、反対者3人の意見を無視して、さっさと新しい意見を採用してしまうのです。
 企業のリーダーも同じようにするべきです。
 改革に反対する人がいても気にしてはいけません。
 新しい意見が出るたびに、いちいち反対者の顔色をうかがっていては、新しい意見が出てこなくなってしまいます。
 そもそも全員が100パーセント一致するということなどはあり得ないので、新しいやり方に変えようとすれば、反対する人は必ず出てくるものです。
 特に、反対派の中にベテランメンバーがいると、リーダーに対して強く出てくることもありますが、恐れてはいけません。
 自分がいいと思った意見は堂々と採用するようにしましょう。

(3月新刊発売予定 部下に9割任せる! 吉田幸弘著)

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吉田幸弘

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