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かてぃんさんは自由にどこにいてもピアノを弾く

3歳からピアノを始める

 かてぃん(角野 隼斗)さんは1995年7月14日、千葉県八千代市生まれ。家のリビングにあるグランドピアノに、物心ついた時には触れていた。
 3歳からピアノ講師である母・角野美智子の指導を受け始め、6歳から金子勝子に師事

開成高校から東京大学理科一類へ

 千葉県八千代市の中学受験をする生徒がほとんどいない公立小学校から受験をして、開成中学に合格しました。
 入試時の算数は満点と推定される(通っていた塾による採点)。開成高等学校から東京大学理科一類に現役合格しました。
 大学では、「東大ピアノの会」(クラシックピアノを弾くサークル)と「東大POMP」(バンドサークル)に所属しました。

「24時間はピアノは弾けないけど、10時間勉強して、10時間ピアノを弾ける」 


 「24時間はピアノは弾けないけど、10時間勉強して、10時間ピアノを弾ける」とかてぃんさんは仰ったそうです。
 勿論大半の方は「10時間勉強して、10時間ピアノを弾けません」!

東京大学大学院情報理工学系研究科創造情報学専攻を修了

 東京大学3年次に工学部計数工学科数理情報工学コースに進学し、音声情報処理(特に音源分離)の手法について研究しました。
 東京大学大学院進学後は情報理工学系研究科創造情報学専攻にて機械学習を用いた自動採譜と自動編曲について研究しました。

ピティナ・ピアノコンペティション(PTNA/ピティナ)特級で優勝

 2018年8月のピティナ・ピアノコンペティション(PTNA/ピティナ)特級に、恩師金子勝子の強い勧めもあって、挑戦しました。
 卒業後の就職を考え、インターンシップをしながら(凄すぎる)、タイトなスケジュールで猛練習をこなし、グランプリを受賞しました。
 ここでも弾いたのが「ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 Op.18」です。
 辻井伸行さんと同じで「ここぞの時」に弾くのが「ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 Op.18」なのでしょうね。
 音楽家になる決意を固め、コンサートピアニストとして活動を始めます。
https://www.youtube.com/watch?v=wK6PuiQi3SQ&t=1959s

ピアノ◎学業◎カッコいいかてぃん様が完成した

 2020年3月、在学中のピティナ特級グランプリ受賞・国内外でのピアニストとしての活躍が評価され、課外活動の分野で(成績も加味される)東京大学総長大賞を受賞し、大学院(修士課程)を修了(一応後輩と言えますが、絶対言いません。レベルが違いすぎます。)しました。

YouTubeチャンネル「Cateen かてぃん」は128万人以上登録者がいる

 自身のYouTubeチャンネルでは「Cateen かてぃん」名義で活動し、チャンネル登録者数は128万人、総再生回数は1億6900万回を超えています(2023年11月12日時点)。
 日本フィルハーモニー交響楽団と一緒にサントリーホールで弾いたガーシュウィン:『ラプソディー・イン・ブルー』ではピアニカを途中で吹きながらピアノを楽しそうに弾いていらっしゃいます。
https://www.youtube.com/watch?v=TDZWLP7TgBM&t=369s

ピアノとピアニカの二重奏「人生のメリーゴーランド」

 こちらがチャンネル内で最も再生されている、ピアノとピアニカの二重奏「人生のメリーゴーランド」です。
 ピアニカを吹きながら、途中左手で本来右手で弾かなくてはいけないところを全部弾けていて、遊び心ありつつ非常にスキルフルな一曲です。 

2023年4月より米ニューヨークにも部屋を借り、東京とニューヨークの2拠点を持ちます

 かてぃんさんは2023年4月より米ニューヨークにも部屋を借り、東京とニューヨークの2拠点を持ちます。
 有難いことに、かてぃんさんもnoteをやっており、「ニューヨークに家を借りてみた」という爆イケなnoteを上げております。
 こういうことを一生に1回でも良いので言ってみたいですよね。
https://note.com/880hz/n/n3fad9729ceed

「まさかノリで初めてNY来てから1年後に、ノリで住むことになるとは。」

 かてぃんさんが渡米した理由は下記の通り述べています。
 「まさかノリで初めてNY来てから1年後に、ノリで住むことになるとは。」
(中略)
 『じゃあわざわざなんで海外に住むのかというと、日本が居心地良すぎるんですね。
 
居心地が良すぎて、ありがたいことに仕事もたくさん頂けて、仕事をひっきりなしにこなすうちに、なんか自分がすごい人間なんじゃないかと思ってしまいます。
 しかし実際には勉強すべきことは山ほどあるし、世界の沢山のことを吸収して大きくならないと、表面上は満足でも、やがて燃え尽きてしまう。
 20代のうちに、多少無理をしてでも、世界の音楽の中心地に自分の身を置きたいと思うようになりました。』

【引用元】角野 隼斗 - かてぃん『ニューヨークに家を借りてみた』
https://note.com/880hz/n/n3fad9729ceed

 レベルは全く異なりますが、2回オーストラリアとフィリピンに行った理由を想起しました。
 かてぃんさんは自由にどこにいてもピアノを弾くのです。

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