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note酒場で出会った人たち(前編)

正直、note酒場はコミュニケーションを目的としていなかった。

というのも、うすいよしきさんに「調理スタッフを手伝ってください」と言われ、ふたつ返事で引き受けたのは10月のこと。

その後、前日に取材、前々日にピースオブケイクのパーティーの予定が入り、外出力が低い私は「note酒場、倒れずに行けるかな?」と心配になった。

そうなるともう、「倒れずにキッチンのシフトをまっとうする」ことだけが目標となり、「人と話す」とか「楽しむ」というのがオプション程度になったのだ。

結論から言うと、倒れずに行けたし、キッチンのシフトもまっとうできた。

そして何より、大勢の人と話せて楽しく過ごすことができた。

今回は主に、初対面の方について書こうと思う。

私が会場に着いたのはランチタイム終了の30分前。

キッチンを手伝うのは19時からなので、それまではのんびりとイベントを楽しむつもりだ。

入り口で名前を言うと、受付の女性に「いつもnote読んでます!」と言われる。以前からたびたびコメントをくれるうさこさんだった。

知り合いなのに、お互いに名乗らないと気づかない。

つい最近までネットで人と出会うことのなかった私は、そのことをとても新鮮に感じた。


とりあえずビールを買い、noteで交流のあるサカエコウ。さんを探す。

キョロキョロしていると、「吉玉さん、紺色のワンピースらしいんですけどー」という声が耳に入った。声の主の女性はロングヘアで、黄色いスマホケースを持っている。それは、サカエさんがnoteに書いていた特徴と一致する。

「サカエさんですか?」

ビンゴ。サカエさんは初対面の人間に見せるとは思えないような、無防備な笑顔を見せてくれた。

お隣にいた男性はライターの少年Bさん。Bさんは記事で顔出ししているので、すぐにわかった。

サカエさんはよく笑う明るい方で驚く。勝手におとなしい方を想像していたのだ。わかりにくい喩えで恐縮だけど、笑顔が矢沢あいの漫画のヒロインみたい(たしかご本人も矢沢あいファンだ。似るのだろうか)。

Bさんはwebの記事で見るままだった。Bさんは自虐ネタを書いてもまったく卑屈じゃなくて品がある。ご本人もどこか紳士的で、文章と共通する品を感じた。


noteで交流のあるヤマシタマサトシさんに初めて会う。

ヤマシタさんはアイコンが写真なのに、サカエさんに教えてもらうまでわからなかった。なんていうか、もっと大御所感のある人だと思っていたのだ。フィクサーみたいな。

だけど、実際のヤマシタさんはもっとカジュアルで、普通に話せそうで良かった(フィクサーだったら話にくいもんね)。

ヤマシタさんは、私が名乗るまで「誰?」という顔をしていた。

そりゃそうだよな、いくら髪型同じでもアイコンの似顔絵だけじゃわからないよなぁ。

かと思えば、背後からシュッと現れた爽やかすぎる青年に「吉玉さん、はじめまして!」と挨拶され、「な、なぜ私が吉玉だと……!」と驚く。noteのディレクターの平野太一さんだった。一昨日もピースオブケイクのパーティーで同じ会場にいたはずなので、私を見かけていたのかもしれない(パーティーは名札をつけていたのだ)。

ランチタイムが終わり、一旦スタッフを残してお客さんが撤収したところでハネサエ.さんに声をかけられる。

ハネサエ.さんは私と同い年で、お子様が3人いるライターさん。彼女の記事を読むたびに「すごいなぁ、それに比べて、ひとりも育ててないのにこれしか仕事できてない私は頑張りが足りないな……」と思っていた。

実際にお会いすると、アイコンの写真よりもずっときれいで、天然っぽいふわふわした雰囲気の方だった。

「吉玉さん、想像よりも大人っぽいです!」

……34歳なんで。

ガチの大人になってから「大人っぽい」と評されるのは初めてで、面白かった。

私のことをすごく売れているかのように言うので、「全然です。先月は○万しか入ってません」とどうでもいい暴露をしてしまう(ちなみにこのくだりは一昨日のパーティーでもポインティさん相手に繰り広げている)。

すると、「同じ○万でも、サキさんは大きい媒体で書いてるから雑魚の記事とは意味合いが違いますよ!」と言われ、「こんなきれいなママさんが雑魚とか言うんだ……!」とそのギャップにグッときた(私も口悪いので、雑魚とか言っちゃう人好きです)。

何をしたらいいのかわからずにキッチンをうろつくと洗い物が溜まっていたので、黙々と食洗機にかける(やっぱり食洗機はホシザキですよね)。

洗い物が終わり、昼の部で余ったおにぎりをいただく。


noteで交流のあるぽこねんさんと初めてお会いする。明るくてハキハキした方だった。

そういえば、さっきぽこねんさんがnoteに

「note酒場に参加する人、みんな人見知りだコミュ障だ言ってるけど、たぶんnote好きって内向的な人が多いからそこはもうデフォルトってことでよくない?」

みたいなことを書いてて(こんな文体ではないけど意味合いとしては)、「ほんとそれな」と思っていたのだけど、実際にお会いしたら本当にそういうことを思ってそうな雰囲気の方で嬉しくなった。


その後、さっき受付で会ったうさこさんと「外出のあと寝込む」という話題で盛り上がる。

うさこさん、めちゃくちゃ明るくてよく喋る。

そうそう、私もそうなのだけど、外出力が低いからって性格が暗いとは限らないのよねぇ。

初対面の人とこんな話題で盛り上がれるのも「noteならでは」って感じで面白い。


すみません、ばかみたいに長くなったので明日に続きます。



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