書き手の性別と年代がわかるエッセイが好き

私はnoteで一般人の書いたエッセイを読むのが好きだ。

特に、書き手の人物像が見えてくるエッセイが好き。逆に、書き手がどんな人なのかまったく想像できないエッセイにはハマれたことがない。

◇◇◇

先日、この記事を読んだ。

タイトルどおり、noteでフォロワーを増やす(より多くの人に読まれる)ノウハウを分析した記事だ。

内容の的確さや文章力もさることながら、熱量の高さに圧倒された(本当にnote好きなんだなぁ)。


この記事でもっとも興味深かったのはプロフィールについての考察だ。

どこの誰ともわからない、デフォルトアイコンで自己紹介もない人をフォローしたいとは思えない。自分が何者で何を発信するかを明確にしよう。
(スキをつけてくれた人、フォローしてくれた人のは見に行ったりしているけれど、自己紹介がないとそれだけでフォローされる機会を損失してる。もったいない。)
ちなみに恥ずかしがって謎アイコンと謎ネームで運用すると将来バズった時に上記のもったいない事になりがちなので、実名かペンネームでちゃんとずっと使えそうなのにしたほうがいい。


これを読んでふと思ったのは、「たしかに謎アイコンと謎ネームだと性別がわからないな」ということ。

私の場合、名前が「吉玉サキ」でアイコンが似顔絵なので、少なくとも女性であることがわかる。

けれど、もしも名前が「吉玉カエル」でアイコンがカエルだったら?

女性か男性か、わからないんじゃないだろうか。

◇◇◇

話は変わるが、私が「この人のエッセイいいなぁ」と思う書き手には共通点がある。

それは、性別と年代が判明していることだ。

プロフィール(名前やアイコン、自己紹介文)で判明している場合もある。

でも、必ずしもそれだけではない。

プロフィールだけ見れば不明でも、本文を読めばわかるパターンもある。

◇◇◇

「匿名U」さんという方がいる。アイコンはコアラだ。

つまり、プロフィールからは性別も年代も不明。

私が匿名Uさんと出会ったのはこの記事だ。

すごい。出だしだけですでに「28歳の女性」であることがわかる。

少し読み進めれば、仕事をしていることも、実家暮らしであることもわかる。

そして、結婚観も、他人から価値観を押しつけられることを嫌う性格であることも、記事を読めばわかる。

「結婚」って、(中略)人生の中で各々が取捨選択する「行動」の一つでしかないでしょ。する・しないはあくまでも個人の自由。
いいよ。結婚は良いもんなんだよ。
だからって他人に「結婚は良いもんだ、だから早くお前もしろよ」とどこから目線かわからない視点でものを言うタイプの人間に我慢がならないだけであって。

わかるー!

私も、28歳のときは独身だった。今の夫とは23歳から交際していたので、そりゃあもう「なんで結婚しないの?」と言われまくり、そのたびに「なぜ私が結婚したい前提なんだ……!」と思った。「絶対に結婚したくない」と思っていたわけではなく、その当時の最優先事項が結婚ではなかっただけだ。そういう人間もいるということを理解してくれない周囲に苛立っていた。

というわけで、私は匿名Uさんのこの記事にめちゃくちゃ共感したのだ。価値観も、文体からにじむ人柄も、なんだかいい。

◇◇◇

書き手の人物像が見えてくるエッセイが好きだ。

性別、年齢、職業、未婚か既婚か、都会に住んでいるのか田舎に住んでいるのか、コミュニケーションは好きなほうか、恋愛への関心は強いほうか、どんな本を読みどんな音楽を聴くのか、休みの日は何をするのか。

そういった「その人を構成する要素」がきちんと見えてくると、親近感を持ちやすくなる。実際に会ったことがなくても、その人の顔を想像できたりする。

逆にいうと、何記事読んでも男なのか女なのかもわからない人のエッセイ(たまにある)は、どれだけ文章が上手でもハマれない。

◇◇◇

……とここまで書いてきて、この記事で私の人となりがどれだけ伝わるか、読み返してみた。

この記事だけでわかることは、私が「28歳よりは年上の女性で、既婚で、価値観を押しつけられることが嫌いで、書き手の人となりのわかるエッセイが好き」ということだ。

まぁ、そのくらい伝われば充分かなぁ。

読んでくれた方が漠然とでも私の顔を想像できるような、そんな文章を書きたい。

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吉玉サキ

《noteで書くって、なんだろね?》 初心者のためのマガジン

note初心者の五百蔵がnote内で迷子にならぬように、 自分をはげまし鼓舞するために集めたもの。いや、いまも集めているもの。 当然ノウハウ的なものもある。カイゼンについてのもある。 基準は独自。何を書いたらいいか考えていきたいから、そんなのも集めている。 #note初...
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コメント5件

さらっと読み始めたら自分紹介されてて驚きましたー。ありがとうございます!note好きですね。今のこのサブカル寄りなややマイナー感のある雰囲気が居心地いいのかもしれません。
>匿名Uさん
勝手に出しちゃいましたー!
世の中には「優れたエッセイ」がたくさんあって、でもそれが必ずしも私にとって「好きなエッセイ」ではないんです。極端な話、はあちゅうさんの記事よりも匿名Uさんの記事のほうが「わかるー!」ってなることは多くて、私の場合はそういった共感が「好き」になります。福山雅治とうちの夫を比べたらどうしたって福山のほうがかっこいいんですけど、私は夫のほうが好きなんです(笑)
>ヤマシタさん
まだ「誰もが知ってるメディア」ではないからなんでしょうねー。でも同世代だからわかってもらえると思うんですけど、ここ10年の「多様化進みすぎてどんどんメインカルチャーがなくなって相対的にサブカルの概念なくなってる感」すごいですよね(笑)
わかります!そして、僕はひねくれ者なのでマイナーでニッチな方がニヤニヤ楽しめるタチです。そんなひねくれ仲間を見つけやすくなったのは嬉しいです。
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