見出し画像

パニック障害とベンゾジアゼピン系薬物からの離脱

 通勤電車に乗ると手足が冷たくなる、車を3分運転するだけでめまい、テレビやパソコンの画面を長時間見ていると呼吸がおかしくなる、人と話していると急激にのどが渇く。そんなパニック障害の治療に使うベンゾジアゼピン系の薬。

 心療内科や精神科の医師が処方してくれるこれらの薬は、めまい、手足のしびれ、不安神経症などの症状に即効性があり、当初は重宝するものであるが、長年の服用で体に耐性ができて効きにくくなり、服用量を増やしながら一生付き合っていく必要が出るとされる。しかも自分の判断で勝手に服用をやめると大変な離脱作用に苦しむこととなるというもろ刃の剣だ。

 私は40歳の時に過呼吸で救急搬送されて以降、頻繁に呼吸不安や手足のしびれがあらわれるようになったため、リボトリールというベンゾジアゼピン系の薬で治療ということになったのだが、通っていた心療内科は1か月ごとに薬を1錠、2錠と増やしてくる。何となく心配になった私はインターネットで薬の名前を検索したところ、リボトリールは大変な副作用を持つ薬物であることがわかったのだ。

 そして怖くなって即日、服用を停止。すると3日もして、ネットで多くの人が書いていたことが本当に我が身に起こった。ネットに書かれていたこととは、深刻な「離脱作用」。これは会社にも行けなくなるほどの恐ろしい症状だったのです。

 私は今、服用をやめて9か月です。同じ症状に悩まれされている大勢の方を応援し、ベンゾジアゼピン系薬物からの完全離脱をともにはかるべく記事を載せていきます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?