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あらためて日常の有難さに気づく海外旅行 エジプト編Ⅰ

朝、散歩をしていると
なぜか空気が美味しい
空がいつもより清々しい
そんな朝を迎え、やっぱり日本はいいなと思う。
 
そう感じるのは先週末、8日間のエジプト旅行から
無事に帰国出来たからだと思う。
 

21:55発のカタール航空ドーハ行
ドーハの夜景(フライトカメラから・飛行機の前輪が見えている)


21:55に成田を飛び立ちドーハ経由でカイロへ
カイロで国内線に乗り換え約1時間のフライト
ナイル川に沿って南下しへルクソールという都市へ
現地時間で3時頃に辿り着く(この表現を使いたくなる)
成田から約24時間、よくがんばった!
 

カルナック神殿 正門


ルクソールは新王国時代(約3500年前から)にテーベと呼ばれた首都だった。
歴代のファラオ(王)たちが競うように美しい建造物を残している。
とにかくスケールが大きいので圧倒される!
当時は色彩があったらしいので、その美しさは素晴らしいものだったに違いないと思う。
 

列柱室の柱 当時は色彩されていた


内部の石像


ちなみにカイロ周辺のピラミッドは古王国時代(約4900前から)のものだ。
だから、それより1000年以上新しいことになる。
 

ライトアップされるルクソール神殿正門右側(大きくて全体が!)
ルクソール神殿内部


夕方、ナイル川のクルーズ船に乗り込み一泊。
翌日は渡し船で対岸(西側)へ渡り
ツタンカーメンのお墓がある王家の谷やハトシェプスト女王葬祭殿を探検する。
 

王家の谷入口 この谷に多くの王たちが眠っていた


王家の谷の模型
地下には多くの墓
ハトシェプスト女王葬祭殿


ナイル川の西側は陽が沈むことからあの世の場所とされていたそうだ。
当時は目隠しで連れてこられた作業員が作ったらしいが
お墓のほとんどが古代とちょっと昔の泥棒に盗掘されて
王たちの財宝は持ち出されてしまったそうだ(残念)。
 
ただ、幼くして王位につき若くして亡くなったツタンカーメンは
弱い王だったためか墓が小さく幸いにも盗掘から逃れたとのこと。
実際、他の王たちのお墓に比べると本当に小さい。
 

ツタンカーメンの石棺のある壁画


ツタンカーメンのミイラ


しかし、その宝物はエジプト考古学博物館の2階を埋め尽くしている。
他の王だったら、どんなに凄いことか想像される。
 
墓の内部は当時のままの壁画が残っていて
内容は王が再び生き返り神に召される際に
どうすれば良いか書かれたガイドブックのようなことが書いてあるらしい。
 

お墓内部の壁画レリーフ


ミイラを入れてある石棺の上部天井


ナイル川の夕陽


乗船したクルーズ船・バスタブもあり快適・デッキからの眺めは最高


ルクソールを出港してナイル川の夕陽を眺めながら
エドフとう街で馬車に乗ってホルス神殿へ向かう
発掘されるまでは、ほとんどが砂に埋もれ
誰かが住んでいたので天井は煤ぼけているところがあったりする((笑)。
 

煤で汚れた天井


しかし、そのおかげで一番保存状態が良いらしい。
天井の煤の落とし方は今研究中とのこと。
 

保存状態の良いホルス神殿


エドフを出て夕方、コムオンボという街へ
ワニを神様にしている神殿や最古のカレンダーや
今と変わらない医療機器が壁画として残っている。

コム・オンボ神殿(入口が二つありホルス神とワニの神であるソベク神のために建てられた)

 

最古の現存する暦(下の一部しか残っていないが365あった)


医療器具のレリーフ


ワニのミイラが展示してあります


この辺まではナイル川クルーズで余裕のある旅が続く(苦笑)
コムオンボを出てさらに南へアスワンに着き
なんと深夜2:30出発で約4時間のバスの旅。
アブシンベル神殿へ向かうバスは、これが一般的らしい(汗)。
夜中の移動のため、とても寒い(5℃)ので防寒を忘れずに!
私はこれで風邪を引いてしまった(汗)。
 
しかしアブシンベル神殿に着くと朝陽に輝いている姿が素晴らしい!
ここは新王国時代のラムセス2世が南の敵に備えるために
作った神殿、なんと像の高さは20m。
 

アブシンベル大神殿


アスワンハイダムの建設によって湖に沈んでしまうところ
60m上にブロックに分けて移動したことも有名だ。
継ぎ目がほとんどわからない素晴らしい技術だ。
 

アブシンベル小神殿


バスでアスワンに戻り、飛行機でカイロに戻る。
1時間20分ぐらいのフライトだ。
飛行場からホテルには1時間で戻れると思ったら
カイロで有名な交通渋滞にぶつかり2時間近くも掛かったしまった(泣)。
 
ホテルに着き5日目が終わってホットする。
段々、日本の良さが恋しくなってくる。
 
長くなったので続きは後編としてお伝えする。
次回はカイロ周辺と日本の良さについてお伝えします。
 
お楽しみ!

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