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渡韓レポート OFF ROUTEフェスティバル DAY2

実は韓国行った目的がもう一つありまして...

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何を隠そうPopeyesなんですけど、やっぱうまかったですねー!!!!! 日本だと米軍基地にしか店舗ないんで、基地解放した時しか食べれないという。もしPopeyesの日本展開考えている人いましたらお声掛けください。絶対働きます。

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そして2日目はトリにA$AP Fergが出てくるということで、テンション上がります。のんびり冷麺食ってたら、意外と時間が経ってしまい最初の4アクトを見逃す失態をかましましたが、切り替えていきます。

ちな1日目の記事はこちらです。

PH-1

H1ghrの主要メンツがほとんど1日目に行ったのに対して、G SoulとPH-1は2日目で単独という、なんか寂しい待遇を受けています。

4年前にリリースされた「Sugoi」という曲をJay Parkが見つけてから、3年ほどでトップラッパーたちの仲間入りを果たしたPH-1。年齢は30歳と、他のメンバーと比べると少し遅咲きなアーティストです。

ジーパンにセーターに伊達眼鏡という図書館の妖精みたいなスタイルで登場すると、昨日の勢い溢れる前日のH1ghrメンツとはまた違ったステージを披露します。

みなさんお昼食べ終わって、14時過ぎごろに聴く「Like Me」なんかは、幸せな時間でした。後半に入ると、前半のゆったりしたペースから変わってヒット曲のオンパレードです。「Iffy」なんかは、フロアから大合唱が聞こえてきました。

DBO x Junior Chef

サブの方に移動していくと、何やら日本語ラップらしき音が聴こえてきます。

「It G Ma」プロデューサーのJunior Chefです。最近だとYoung Cocoなんかとも曲を作ってて、日本でも知ってる人は知ってるって感じなのかな。流れてる曲はUSトラップだけど、アジア圏の曲ばかりで不思議なDJでしたね。何人かアーティストフックアップしてステージにあげていたのですが、すみません名前忘れました。

持ち時間も半ばほどで、DBOが登場します。多分俺が人生で聴いた中で1番自由にラップしてる人です。ビートに乗ったり乗らなかったり、急に裏返ったと思えばそのまま歌い続けたり。Youtubeのコメ欄には3019って書かれてるくらいです笑(未来の音楽ってことよ)

でも聴き終わると、あの声が聴きたくなっちゃうっていう。誰にも真似できないものを作り上げているラッパーなので、これから注目されたら伸びるのかなー。わからないです。

C JAMM x BEWHY

高校時代の同級生であるBewhyとC Jamm、Show Me The Money5でも優勝&準優勝の2人は、メインステージでもその中の良さを感じ取ることができました。

まずはJust Musicにも所属するC Jammから登場したのですが、なぜか松葉杖をついてます。なんか怪我したらしいです。韓国語わかんないんでよくわかんないですけど。

過去にクラブで人殴ったり、大麻吸って捕まったりと、ヒッピー感ありまくりな彼なんですけど、プリンになった金髪をかき上げながら歌い上げる姿は哀愁溢れてて素敵でした。怪我してて動けない分、歌一本での勝負だったので、若干物足りなさは残りました。2Chainzスタイルの方が... よかったんじゃないですかね... 笑

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そしてステージの中心あたりで、バトンタッチしてBewhyが登場します。比較的前の方いたんですが、後ろからドッと人が押し寄せてきました。

作詞、作曲、ミキシングまで1人でこなし、どこにも所属することなく個人事務所を運営して成功しているマジモンの天才です。アートワークまで自分でやってるらしいですね、しかもイケメンだし...

韓国独立100周年記念の公式ソングを任されたり、CMに曲提供したりと、年齢的には若手に分類されながら、ベテランのような活躍をしています。ステージからもその溢れる自信が伝わってきました。

「Day Day」や「GOTTASADAE」といったヒット曲で盛り上げつつ、最後はC Jammとともに「TRANSCEND」で締めて圧巻のパフォーマンスでした。この曲は個人的にめちゃタイプです。

GRAY

そしてそのままGRAYに引き継がれるのですが、客層がガラッと変わって女の子ばかりになりました。きゃーって声に包まれます。オーバーサイズを可愛らしく着こなす姿を見ると、この声援も納得です笑 ファッションアイコンの一面もあってか、キラキラしてますねー。フロア全員がパパラッチみたいでした。

フェスに出演してる他のアーティストが半端なくラップうまい人ばっかなので、そこだけ比較するとちょっと物足りないステージだったかもしれないです。彼自身プロデューサーとしての能力が高く評価されているのもあって、ビートタグを何度も聴かせるような場面とかありました。あの有名な「119 Remix」のビートもGrayがプロデュースしてます。韓国で名前が売れてるラッパーのほとんどは、Grayのビートに乗ったことがあるというわけですね。

MBA

生で見てガラッと印象変わったアーティストのMBAです。次のステージがJay Parkということもあり、若干人少なめでしたがこれ見なかった人、超もったいないと思います。

9人全員がステージで暴れまくるというめちゃくちゃなライブだったんですけど、ちょいちょい全員合わせたダンスとか取り入れてて、カオスの中にも統一感がありました。見てて超楽しいライブでしたね。

メンバーの1人であるEKは、宇多田ヒカルとのコラボに加え、Show Me The Money777での大活躍と今波に乗りまくっているところ。ちょっとこれから期待したいです。

途中音が全て消えるハプニングがあったのですが、無音で筋肉見せつけバトルやっててアドリブもグッドでした。マイク使えなくてMCもできないと辛いよな... あれ一人だったら相当きつかったと思います笑

Jay Park

さぁついにJay Parkのステージです。2日間で1番人が多かったのは間違いなく彼でしょう。最前から後ろの方まで人がパンパンです。

彼のパフォーマンスだけ、他のアーティストとはちょっと違いました。ダンサーを引き連れて、踊って歌うスタイルをここでも貫きます。「K Town」や「Soju」といった直近の楽曲を含む、お見事なショータイムでした。ラップもダンスもできるし、バイリンガルだし、レーベル2つ運営するし、才能のデパートですね。

セットリストが終わるとステージを後にしようとしますが、時間を確認するとまだ15分残しています。確信犯Jay Parkさん。アンコールの声が大きくなったのを見計らって、HAONを再びステージに上げます。

昨日のHAONを見てすっかりファンになっていたので、サブとメインで見れたのは本当ラッキーすぎる。と思ってたんですが、さすがはJay Parkさんです。

G. Soul、PH-1、Sik-K、Woodie GochildとH1GHRメンツ全員集合!!!! からの「Iffy」「Giddy Up」「Water」を連続パフォーマンス!!!! 2日目大当たりかよってね笑 Giddy Upで1番かましてるのは、PH-1なんでそこも本当やばかた! やばかたやばかた! 

途中H1GHR新加入のBig Naughtyもステージに上げ、これまでとこれからを見せつけるような感じでしたね。Young Thugをイメージしたんですけど、Jay Parkはもっと手厚くて親バカ感も伝わりました。中でもHAONを本当可愛がってて、見てるこっちまで幸せになります。1時間じゃ足りないよね。

WOO WON JAE & CODE KUNST

Jay Parkの時間が少し押していたのもあり(原因は20分オーバーしたGray)、Woo Won Jaeは途中から参加。Woo Won Jaeサブで、しかも30分なんて無理がありました。人が溢れかえりまくってます。

椅子に腰掛け、完全に自分の世界に入って歌う姿は趣がありました。LocoとGrayをフィーチャーした「We Are」のイントロが流れると、大きな歓声が上がります。これを待ってたんだぞ! って声ですかね。良かったです。

この曲がお目当だったので、終わり次第人混みを避けてサブを出ました。ちょっと歩くと、今まで誰も見向きしなかった会場の端っこにある小さなDJブースに人が集まっています。簡易テントが張られた6畳くらいのスペースなんですが、のぞいてみると、まさかのSimon Dominicが0距離でDJしてました。いやなんで!? てかラッキー過ぎる笑

Dynamic Duo

チェジャとゲコの2人からなるHIPHOPデュオの登場です。1999年に結成され、フェスに参加していたアーティストの中でも最長になるのかな。最近は活動的に曲をリリースしているわけではないのですが、それでも多くのファンが彼らを一目見ようとステージ前方に押しかけています。

自分が2歳の時に結成したグループが今尚、第一線でライブしてるってすごいですよね。t-Aceと同い年なんや、とかいろんなこと考えながら見てました。歌がうまいってのは、人を寄せ付ける力がありますよね。

次のIndigoが控えてるので、最後20分くらい切ってサブに移動します。

Indigo Music

Swingsが立ち上げたレーベルで、Just Musicと比べると比較的年齢が若いです。No:elは飲酒運転、Justhisは音楽活動を制限しているらしく、Jvcki Wai、Kid Milli、Young Bの3人となります。

まずはYoung Bからなんですが、「え? 」って服装でやってきます。グレーのパーカーにボサボサの髪、俺がローソン行くときと全く同じ格好してました。ただラップがうまい。抜群にうまい。高等ラッパーでHAONらを退けて優勝したことからもわかる通り、その実力はしっかりと評価されているようです。ノーマークだっただけに、かなりくらいました。

40分しか時間がないこともあり3曲ほど歌うとすぐにJvcki Waiとバトンタッチ。Jvcki Wai大好きなんで登場した時超嬉しかったです!! ゴスロリの衣装かと思ったら、意外にもキャップを深く被りシンプルなスタイルで、普通にイケメンでした。

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トイレのドアに「Enchanted Propaganda」の歌詞貼ってたぐらいなんで、俺に死角はなかったです。最強でした。

そして今若手から絶大な支持を得ているKid Milliの登場です。最近はHIYADAMなんかとも曲を作ってて、日本でもいい感じに地名度が上がってますね。

オサレな曲ですねー。ゲーマーからラッパーに転向した今まで聞いた事のない経歴をお持ちだそうで。ステージ見る限りは全く想像できなかったです。

3人とも全く別々の個性があって楽しかったんですけど、なんせ時間が短すぎる。ちょっとこれ再来韓しなきゃなやつです。

そしてまさかとは思ってたんですけど、やってきましたね。あの男が。Giriboy満を辞して4度目の登場。GroovyよりもEverywhereしてました。Giriboyが入ると個性バチバチのメンバーがバランスよくなって、見栄えがいいですね(テキトー)。

彼らIndigo同士参加する曲も多いんですが、謹慎中のNo:elバースが始まると、全員直立不動で黙祷し始めるという...笑 

全員集合の「Indigo」を見るまでは、何度でも渡韓すると固く心に誓いました。

A$AP Ferg

ついにA$APのFergさんです。実は生で見るの3度目なんですけど、それでも緊張します。

結果から言うんですけど、A$AP Fergのセトリめっちゃ俺得でした。前半は『Floor Seats』の曲だけで構成して、後半は「East Coast(Remix)」→「Shabba」→「Work(Remix)」→「New Level」の特上コース。

多分俺がセトリ決めれる権力者だったとしても、変更なしだと思います。そんくらい完璧でした。

あと余談なんですけど、奥田翔さんが以前HIPHOPで学ぶ英語で、「Work (Remix)はBabyを叫んで終わりじゃなくて

Coogi down to the socks like I'm Biggie poppa (baby)
Keep your girl head in my Tommy boxers

まで言うんだよとレクチャーされたので実践したんですが、みんなBaby止まりでした。これは完全にやられましたね笑

最後のあの曲を残してA$AP Fergは、初来韓公演を実現させてくれたJay Parkにお礼を言います。そして、「もし近くにいたらステージに上がってきてくれ」と叫び、Jay Parkが現れると大歓声が巻き起こります。

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そしてその歓声のまま始まる「Plane Jane」。伝説を見ちゃいました。2日間を締めるのにふさわしすぎる、出来すぎたフィナーレだったと思います。終わってから帰る人たちもみんな笑顔でした。

超楽しかったんで、来年もまた行きたいですねー。興味のある方いたら是非行って見てください。アーティスト1人も知らなくても全然楽しめます。なんか質問ありましたら、DM解放してるんで気軽に聞いてください! 

コマオーーーーー!!!!!!!!!

written by Yoshi

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