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湯河原の暮らし、インターン体験記。

初めまして。The Ryokan Tokyo YUGAWARAインターン卒業生の朝野です。
半年間住み込みでインターンをした湯河原の思い出を忘れないように、湯河原で学んだこと・感じたことを書きます。

都会の喧騒を離れて、湯河原町へ。

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私は大学4年の後期から大学の卒業までの間The Ryokan Tokyo YUGAWARAで住み込みのインターンをしていました。
湯河原町での新しい生活が始まるまで、私はコンサルティングファームの国際戦略部門のアシスタントやコワーキングスペースの事業立ち上げなどを行っていました。

毎日都会の喧騒中で、余裕のない忙しい日々を過ごしていました。

私は大学4年になるまでに合計5社での長期インターンを経験してきました。私はずっと成長機会や報酬の観点から、条件の良いインターンを厳選して選んできました。
そんな私が大学生活最後の半年間に選んだのが、L&Gグローバルビジネス「The Ryokan Tokyo YUGAWARA」でのインターンでした。

The Ryokan Tokyo との出会い。

私がなぜ湯河原でのインターンを始めようと思ったかについてお話します。
The Ryokan Tokyo YUGAWARAのことを知ったのは、大学4年生の夏頃にtwitterで「積ん読解消パック」のツイートをみたことがきっかけでした。

これがその時にみたツイートです。
「積ん読解消パック」の紹介ツイートは多くの人に注目され、爆発的に拡散されていました。私もこのツイートを見て「行ってみたい!」と強く思いました。

なぜ、お客様としてではなくインターン生として飛び込んだのか。

「旅館に行ってみたい」と思うと普通はお客様として行くことを考えると思いますが、この時私はお客様としてではなく強烈に「ここで働いてみたい!」と思いました。

最初は大学の授業や他のインターンとの兼ね合いで諦めようかと思いましたが、東京の都心での生活を捨てて湯河原に行くことを決意しました。

私がthe ryokan tokyoのインターンを始めようと思った理由は3つあります。

【インターンを始めようと思った理由】
1.英語を活かして働く経験ができると思ったから
2.the ryokan tokyoの宿泊プランの企画を勉強したいと思ったから
3.旅館に住み込みで働く体験をしたかったから

それぞれについて詳しくお話していきたいと思います。

1.英語を活かして働く経験ができると思った

私は大学2年の時にフィリピンに留学に行って英語の勉強をしていたので日本でも英語を使って働く経験をしたいと思っていました

株式会社L&Gグローバルビジネスの会社紹介ページに[アルバイトを含むスタッフ全員がバイリンガル]と記載してあり、ここならば英語を使って仕事ができるだろうなと思いました。
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実際にお仕事の中で英語を使用する機会は多く、外国人のお客様のご対応はチェックインからお料理の説明まで英語で行いました。

the ryokan tokyoは外国人のお客様も多く、英語を使ってお客様とコミュニケーションを取る機会もあり、とてもいい経験になりました。

2.宿泊プランの企画を勉強したいと思った

大学時代に広告研究会で4年間マーケティングの勉強をしていた私は、the ryokan tokyoが展開するユニークな宿泊プランに強い興味をもちました。

the ryokan tokyoでは「積ん読解消パック」の他に「原稿執筆パック」や「確定申告パック」など、従来の旅館の枠にとらわれない宿泊プランを展開しています。

どのプランもお客様の「あったらいいな」を実現しており、正直この宿泊プランを考えている人は天才だと思いました。

「昔ながらの温泉街にある旅館が、宿泊プラン次第でこんなにも話題になるのか…」と感動したのを覚えています。

「こんな面白い宿泊プラン、そのノウハウを吸収したい。」

そう思い、インターンに応募しました。

インターン期間中には新規の宿泊プランの立案を任されるなど、自分のやりたかったことを経験することができました。

3.旅館に住み込みで働く体験をしたかった

私は「死ぬまでにやりたい100のこと」をリスト化しています。

たった一度きりの人生でやってみたいことの一つ。
それが「温泉旅館に長期滞在する」でした。

中学時代に志賀直哉の「城の崎にて」という小説を読んでからずっと「温泉旅館に長期滞在してみたい」と思っていました。

温泉旅館に篭って俗世間から離れてみたいという思いがあったのですが、旅館に連泊するのは学生にはお金がかかりすぎてなかなか実現できずにいました。

「それならば、『千と千尋の神隠し』のように温泉旅館で働けばいいのではないか!?」と思い半年間の間住み込みでのインターンをすることを決めました。

選考では英語での面接が上手くいかず結果が不安でしたが、なんとか突破して湯河原での新しい生活が始まりました。

湯河原での生活について。

ここからは、私が湯河原にいた半年間何をやっていたのかをお伝えします。

the ryokan tokyoのインターンは非常に裁量権が広く、業務のほとんどを社員と同じレベルで任されます。私は実際に次のような業務をしていました。

【インターン中の業務内容】
■チェックイン・チェックアウト
■お客様のご案内
■料理の配膳・片付け
■お部屋・館内の清掃
■温泉の清掃・管理
■新規宿泊プランの企画・立案
■マーケティングリサーチ
■お客様アンケートの改善案企画

the ryokan tokyoには高速Wi-Fi、電源、人をダメにするクッションという最高の作業環境も整っているので、旅館のお仕事が休みの日にはリモートで別会社のお仕事もやっていました。

フルリモートの仕事であれば、旅館に住み込んでいる間もインターンを掛け持ちできるのが良かったです。

自分を支えてくれた「まかない」と「温泉」。

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旅館での住み込みのインターンだったので、毎日温泉に入っていました。

the ryokan tokyoの温泉は源泉掛け流しの温泉で、朝から晩まで働いた疲れも癒してくれます。温泉に浸かると体が暖かくなって、夜もぐっすり眠れます。

「一生懸命働いて、一日の終わりに温泉に入って、ぐっすり寝る。」これを毎日繰り返していると時が経つのはあっという間でした。

旅館でのインターンはまかないがあるのですが、このまかないがとってもおいしいです。

料理人の方が作ってくださる本格的なまかないを毎日食べられる生活は本当に楽しかったです。

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これはまかないの中でも特に好きだったオムライスです。

知らない町での、そこはかとない懐かしさ。

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湯河原で過ごした半年間は、まるで生まれ育った地元で生活しているような感覚でした。

湯河原はそんな「懐かしさ」を持っている町です。

湯河原の駅前からthe ryokan tokyoに続く道には魚屋さんや精肉店が立ち並びます。休みの日にはよく駅まで散歩をしていました。

お店の前にお魚が天日干しされていたり、名産のみかんが売られていたりとまちを歩いているだけでも楽しいです。湯河原の街並みを見ながらお気に入りの音楽を聴いてお散歩すると、ととってもいい気分になります。

東京へのアクセスもよく、東海道線一本で都心へアクセスできます。そのため湯河原でのインターン中も東京には良く出かけていました。ゲストハウスを予約して金曜の夜に宿を確保すれば、東京での飲み会にも気軽に参加できます。

近年はデュアラーという2拠点生活者も増えていますが、湯河原と東京の都心の両方を自分の生活拠点とした半年間は本当に心地よく過ごせていました。

普段は温泉に入りながら美味しいご飯を食べて海の見えるまちで生活し、友人と遊んだり仕事の予定がある時だけ東京都心へいく生活。

港町で生まれ育った自分にはこの生活がとても心地良く感じられました。

最高の接客業、旅館インターンで学の学び。

私は旅館とは「おもてなし」が詰まった場所であると考えています。

お客様のお出迎えからお見送りまで、お客様の旅館体験全体をデザインする旅館の仕事はとても奥が深いと考えています。

初めは失敗ばかりで、毎日注意を受けて落ち込んでいました。同じ失敗を繰り返したりするので「自分はなぜ同じ失敗をするのだろうか」と悩んだ時期もありました。

私は最初、マーケティングを学ぶことを考えていましたが、実際には旅館の清掃や配膳業務を覚えて、その業務のスピードと質をあげるまでにかなり時間がかかりました。

正直この時期は「マーケティングの極意を学びにきたのに全然それっぽい仕事ができない!」とか思っていました。実際には旅館の清掃や配膳業務を覚えて、その業務のスピードと質をあげるまでにかなり時間がかかりました。

しかし、文句ばかりを言っていても仕事が降ってくる訳ではありません。
やりたいことがある時は積極的に自分から動く必要があります。

ある日、厨房でいつも通り皿洗いをしている時に、料理人の方がKPIの設定について困っているのを聴きました。
そこで、自分がやくに立てるチャンスだと考え、清掃・配膳業務が終わった後料理人にKPIの設定についてレクチャーしました。

料理人の方が「お客様に本当にいい料理を食べていただくために、お客様の本音を知りたい。」と熱い思いを語ってくれました。

この思いを知って自分もなんとか役にたちたいと思い、夜中まで一緒に食事アンケートの改善案を練ったりしました。

その後周りの人の役にたちたいと思って一生懸命動いていると清掃や配膳の業務に加えて徐々にリサーチやマーケティング系の業務も任せられるようになりました。

最終的には、自分が一番やりたかった新規の宿泊プラン立案も任せていただきました。

やりたいことができない時に不平不満をいうのではなく、自ら動いて機会を創り出すことが大切なのであるということを学びました。

最後に

私は湯河原のインターンを半年間続けられた一番の理由は働く人にあると思います。

住み込みのインターンなので、共に働くスタッフの方々と毎日ご飯を一緒にたべて一緒の部屋で寝ます。お風呂でもたまに一緒です。

家族のように距離が近いスタッフですが、L&Gで働く人はみんな暖かく優しい方ばかりです。

最初はなかなか馴染めるか不安でしたが、仕事ができなかった自分を暖かく迎えてくれたスタッフの方がいたからこそ、最後まで続けることができたと思っています。本当に感謝しています。

インターンはあっという間に終わり、4月から社会人生活が始まりました。
湯河原で過ごした月日は自分にとって忘れられない経験になりました。
湯河原を去る時「仕事に疲れたら湯河原に遊びにおいで!」とみんなが言ってくれたのが嬉しかったです。

大学生活の最後、the ryokan tokyoでの経験は自分に「帰る場所」を与えてくれました。



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