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隕石―メテオライト― その②

少し前に隕石(メテオライト)について書いたが
その続きをしていこうと思う。

宇宙から飛来した隕石が地表へ衝突した時、
地表の物質が溶融して作られる天然ガラスをテクタイトという。
今回はこの〝テクタイト〟を紹介する。
厳密に隕〝石〟ではなく、天然ガラスなのだが
宇宙起源のものとして取り上げてみたい。

パワーストーンで今人気がある
深緑色の〝モルダバイト〟はそのひとつ。
モルダバイトは大昔に小惑星の衝突で形成された
クレーターから450㎞の範囲に放出されたと考えられていて
ドイツのモルダウ川の近くで最初に発見されたことから
モルダバイトと名付けられた。
成分は鉱物と同じでさまざまな形状のものがあり
他にもリビアングラスも同じテクタイトの仲間になる。


リビアングラスは別名Desert Glass(砂漠のガラス)と呼ばれ
エジプトのリビア砂漠のクレーター付近で見つかるものを差し
レモン色に輝く見た目から〝黄金色のモルダバイト〟とも言われる。
ツタンカーメン王と一緒に埋葬されていた首飾りのスカラベに
リビアングラスが使われてたことから
古代エジプトの時代から盛んに宝飾品に用いられたことがわかる。

隕石は宇宙からのちょっとしたギフトなのかと思いを馳せる時
自分が生まれていない古代の時代からそこにあることが
奇跡なんじゃないか、とロマンを感じる。
少しかっこつけすぎかなと思うがあなたはどうだろうか。
考えずにいられないのではないだろうか。

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