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・ ワーケーションとブレ(リ)ジャー(bleisure=business+leisure)
出張に有給休暇を追加して仕事が終わった後に訪問した地域で観光をするブレジャーは、今欧米で注目されている。

ヒルトンホテルが実施したアンケートでは、ミレニアル世代(25-35歳)の70%が出張日程を延長して観光をしたいと回答している。
また、法人向け旅行を専門に扱っているEgenciaが公表したデータによると、旅行者の68%が年に1~3回、出張とレジャーを組み合わせていて、北米のビジネス旅行者の74%が、今後6ヶ月間にブレジャー旅行を計画又は検討している。
https://www.travelweekly.com/Strategic-Content/Growing-Bleisure

• 日本での認知度は2割
エクスペディア・ジャパンが2019年に実施したアンケートでは、日本でのブレジャーの認知度はわずか19%であった。また「出張に有給休暇をつけた経験がない人」の割合では79%と、出張と休暇を合わせている割合も低い。
https://www.travelvoice.jp/20190803-132031

<受け入れ側(地方・ホテル)の課題>
• 従来の観光での利用を主目的とした宿泊施設の延長線上ではなく、ワーケーションとしての長期滞在に適した新しいコンセプトでのコワーキングやコリビング、サブスクリプション型の料金体系など、「発想のリノベーション」が必要となってくる。

• 通常の観光旅行よりも長期滞在となるワーケーションでは、1つ1つの施設単位ではなく、地域全体としてのワーケーター受け入れの魅力づくりが極めて重要になる。例えば、地域の食材を使った気楽な定食屋さん、美味しいコーヒーと焼き立てのパンが食べられるカフェ、地元の人と各地から集まってくるワーケーターの人たちが心地良い距離感で気楽に飲みながらいつでもコミュニケーションがとれる素敵な「場」などだ。

• withコロナ時代には、ワーケーションは、いわゆるフリーランスやデジタルノマド的な働き方ができる「イノベーター」「アーリーアダプター」層を中心にしたものから、今後一気にその裾野が広がると田中氏は予測する。国内マーケットが拡がっていく中で、ワーケーションエリアとして居心地がよく魅力的な人が集まる地域として付加価値を高めていくことで将来インバウンド客が戻ってきたときに外国人ワーケーターやグローバルデジタルノマドに人気の受入れ地域となる可能性に、大きな期待を寄せている。
https://www.yamatogokoro.jp/column/inbound-seminarreport/39257/


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