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Memorandum (山口冨士夫 10 Years Passed “Rock Me ~Memorial Live~”, 21 September 2023)

ライブ:「山口冨士夫 10 Years Passed “Rock Me ~Memorial Live~”」山口冨士夫 Tribute Band「Friend of Mine」、花田裕之、Delta Echo (荻窪・Top Beat Club、2023年9月21日)

JR荻窪駅から歩くこと十数分、環状8号線沿いにある荻窪Top Beat Clubに初見参。きれいな建物でずいぶん新しい。開場まで少し時間があったので、地下1階ホールへ降りる前に2階のレコードショップを覗いてひまつぶし。

ライブは定刻19時を少し過ぎたところでまず、プライベーツの延原さん&手塚さんのDelta Echoから。アコギ2本でカッコよく露払い。続いてFriend of Mine (吉田博/vo&bass、延原達治/vo&gt、P-chan/vo&gt、ナオミ/vo&dr、芝井直実/vo, gt, sax) 。途中で手塚さんも加わったりして、ひとしきり賑やかに演った後は花田さん。ひとりエピフォンを相棒に「流れ」タイム。「汽笛が」「何処へ行っても」「泣きたい時には」などの山口冨士夫ナンバーを含め30分超ぐらいだったか。そして再び Friend of Mine が登場、のちにギターをエレキに持ち替えた花田さんも加わる。最後は本日の出演者全員がステージに集結、派手やかに幕。

没後10年のメモリアルということで、山口富士夫ナンバーのオンパレードになるのかな、と思ったのだが、冨士夫さんゆかりのカバー曲が折り込まれたりして、リアルタイムで故人を殆ど知らない自分でもとても楽しかった。と同時に、出演者のプレイやMCの端々に冨士夫さんに対する深い愛情や尊敬が感じられ、やはり物知らずな自分にとっては、フジオ的雰囲気に触れるにはよい機会だったと思う。

ちなみに花田さんのエレキは、先日の横浜のband HANADAで使っていたファイヤーバードではなく、別のギターだった。実は勝手にファイヤーバードで来るような気がしていたのでちょっと肩透かし。さらに自らのアコギパートのラストに、しっとりとゴダイゴの「ガンダーラ」をもってきたのも想定外。帰らぬ人を想って、という選曲だったように何となく思えた。

結局、ライブ終了は22時過ぎ。なかなかの長丁場だった。ステージの皆さん、スタッフの皆さん、観客席の皆さん、お疲れさまでした。姿は見えないけど、冨士夫さんもきっと笑って喜んでいたと思います。

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