なぜSpolyzerを撤退したのか

先程会社のサイトで公式発表をしましたが会社設立から続けていましたSpolyzerの事業を撤退することになりました。
なぜ撤退するのか内省の意味も兼ねて文章にまとめてみました。

撤退した経緯

後述する2つの理由から5月中旬頃からSpolyzerの撤退基準が設けられました。
6月の1ヶ月でKPIを達成できなければ強制的に撤退する。1mmも妥協はなしという弊社初の絶対的掟を作りました。
というのも僕自身が過度に想い入れがある事業なので数字が近ければ妥協しかねないと思ったからです。

6月上旬のSpolyzerVISIONのプレスリリースを皮切りに営業活動も開始しました。結果はKPIにかすりもしない数字でした。しかし、ここで改善を重ねれて交渉を重ねていけば、まだ可能性はありました。アプリも全くマーケティングをしていませんし、コアユーザーとの意見交換も出来ていたので粘り強くやれば道は切り拓いていけたかもしれません。けど僕は撤退という道を選択しました。

撤退した2つの理由

Spolyzerを撤退する理由は主

・市場としての限界

・起業家としてどうありたいか

という2つがあります。

1つ目の理由は皆さんもすぐに察することができますがスポーツ分析の市場は圧倒的に小さいです。
日本でメディアやトップチームと提携して収益をあげる企業の合計売上ですら約58億円。

このサイズ感ではスポーツ分析の市場で勝ちきる前に、ゆくゆくは海外進出をするか軸足をそのままに物販やメディア的な多様化を進めなければいけません。スポーツ分析のソリューションを高めるという本来の役割にコミットすることが出来なくなります。

最大の理由は市場規模の関係もありますが、起業家としてどうありたいかでした。
大学を4月に辞めてから起業家という道1本になった時に思ったことが起業家であり続けたいということ。

現役を辞めてから一時期でしたがスポーツアナリストをやっていましたし、起業のきっかけもスポーツ分析の課題を解決したい。スポーツ界特にアスリートに直結する課題をクリアにしたいという想いがありました。

けど、起業して沢山のスタートアップの起業家と交流するようになり自分の目指しているスケールの小ささにコンプレックスを持つようになりました。自分のワガママですがスポーツアナリストとしての情熱以上に起業家として世の中にインパクトを残したいという情熱の方が前に出てきてしまいました。

Spolyzer立ち上げの際にお世話になった方々へ

去年会社を立ち上げてからこれまで、こんな自分の為に人を紹介して下さったり、各スポーツ業界の事情を教えてくれたり、同じスポーツテックとして沢山のアドバイスをいただいた先輩起業家の皆さん方、それ以外にも数えきれない程たくさんの人に支えられてきました。

中にはいくらお礼を言っても足りないんじゃないかと思うくらい応援して下さった方々もいます。本当に本当にありがとうございました。本当はお一人お一人にお会いして挨拶するべきでしたが、これから時間をかけてゆっくりご挨拶に回りたいなと思っています。

今後について

スポーツ領域のビジネスからは一旦離れる事になりますが、自分の今の人間像を作ったのはスポーツですし、スポーツ業界に何かの形で恩返ししていきたいと思っています。
スポーツビジネスでは残念ながら成果を出すことは出来ませんでしたが、起業家としてこれからも世の中に価値あるサービスを生み出していきたいと思っているのでこれからも暖かく見守っていていただけると頑張るエネルギーになります!


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池田吉来

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