Willems RPJ, van Dijk K, Vehreschild MJGT, et al. Incidence of infection with multidrug-resistant Gram-negative bacteria and vancomycin-resistant enterococci in carriers: a systematic review and meta-regression analysis. Lancet Infect Dis. 2023;23:719-731.

多剤耐性菌の腸内へのコロニー形成がその後の多剤耐性菌感染リスクに与える影響をシステマティックレビュー＆メタアナリシス。14カ国から44件の研究（MDR-GNBに関する26件、VREに関する14件、MDR-GNBとVREの両方に関する4件）が残され、そのうち40件、14049人のデータをメタ解析した。累積感染症発生率は、MDR-GNRで追跡期間中央値30日時点で14％（95％CI 10〜18 p<0.0001）、VREで30日時点で8％（5.13、p<0.0001）であった。感染発生密度（1000患者日あたり4～26件）および累積感染発生率（19％）は、カルバペネム耐性GNRでは30日目に最も高くなった。