Tuckerman J, Harper K, Sullivan TR, et al. Short Message Service Reminder Nudge for Parents and Influenza Vaccination Uptake in Children and Adolescents With Special Risk Medical Conditions: The Flutext-4U Randomized Clinical Trial. JAMA Pediatr. 2023 Feb 20:e226145. doi: 10.1001/jamapediatrics.2022.6145. Epub ahead of print.

基礎疾患を有する小児のインフルエンザ予防接種率を向上させるため、親のショートメッセージサービス（SMS）リマインダーナッジを行い、その有効性を評価した。参加者は、コントロール（臨床医からの推奨）または、SMS介入（コントロール条件＋保護者へのSMSリマインダーナッジ）にランダムに割り当てられ、年齢層（5歳未満、5～14歳、14～18歳未満）によって層別化。インフルエンザワクチン接種は，SMS 介入群では 38.6%、対照群では 26.2%（aOR: 1.79 1.27-2.55）。ワクチン接種完了までの時間も、SMS 参加者で有意に短かった（aOR: 1.67 1.25-2.22）。6/15までに割り付けられた参加者では、SMS の介入を受けた参加者は、最適な期間（4月1日～6月30日）にワクチンを接種した割合が有意に高かった（aOR 1.97 1.28–3.06）。

それにしても、基礎疾患があるにもかかわらずワクチン接種率が低い。オーストラリアでもこんなものなのか・・・。