東大を出たけれど57「端っこのドラ」 10 須田良規 2019年1月30日 20:14 ¥100 卓が割れたとき、店に残っていた客は、昔歌舞伎町で雀荘をやっていた古参の親爺と、でっぷり太った金縁眼鏡のオバさんの二人だけだった。 オバさんは先ヅモ強打のマナ悪客で、麻雀中の下卑た御喋りも多く、他の客も毛嫌いしていた。 今はビールを片手に煎餅をかじりながら、ソファでテレビを眺めている。 私は黙々と卓掃をしながら、手持ち無沙汰に話し掛けてくる親爺の昔話に耳を傾けていた。 ダウンロード copy ここから先は 918字 この記事のみ ¥ 100 購入手続きへ 有料マガジン ¥ 1,000 漫画化したものもそうでないものもあります。 単行本に掲載されたのも40話くらいでしたので、 ここでしか読めない話がたくさんあります。 近代麻雀掲載「東大を出たけれど」有料版 1,000円 近代麻雀で連載していたコラム「東大を出たけれど」です。 漫画化と実写化もされました。 東大を出て麻雀店従業員になった著者の、 当時の麻雀店… 購入手続きへ ログイン #麻雀 10 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? 記事をサポート