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東大を出たけれど107「成長と枷」

 麻雀というのはどういうわけか、覚えていくうちに色んなことが枷になって、下手を打ってしまうゲームなのではないかと思うことがある。
 数年前、麻雀プロとしてあるタイトル戦の予選に出場したときの話である。予選の最終戦、私はトップ条件で通過という位置であった。プロ予選ということで、同卓者ももちろんプロ団体所属選手。しかも新鋭の若手1名と誰でも名を知るベテランの大御所2名との対戦である。肩に力が入り過ぎていなかったかといえば嘘になる。
 団子のまま南入し、たまった供託をさらうべく、早い巡目で私が仕掛けた。
二三③④45689北 発発発(ポン) ドラ8

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