元着物屋が語る着物話③普段着を着ようよ

着物は苦しい。なんて思っている人いるでしょうか?

ねえ、洋服で考えてみてほしい。

普段着とパーティドレス、どちらが楽ちんですか?

成人式の振袖や結婚式の訪問着など、着物といえば晴れ着しか着ていないとしたら、それは着物の問題というより普段着の着心地を知らないだけじゃないかと思います。

晴れ着は帯の位置を高く結ぶので、胸元が苦しい。

普段着は帯の位置を落とすので、楽ちん。

それに自分で着られる人は、着崩れても自分で直せるから緩めの紐でも大丈夫なので、案外楽に着てもオッケーなのです。
ちゃんと和装ブラとか補正のタオルなど自分の体型に合った道具も持ってるし。

でも、自分で直せない人には一日動いても着崩れない着付けをしておかないといけないのです。当然紐はしっかり締めますよ。崩れたらクレームになっちゃうからね。
しかも、1日だけしか着ないのにブラを買うのはもったいないなどと言ってサラシでがっつり胸を巻いてる人もいます。
なのにそれを苦しいってさ、しょうがなくない・・・?

そりゃあね、着付けの達人なら紐を締めても苦しくないとか、ありますよ。

でもさ、達人探すより自分で直せるようになっちゃったほうが早いんじゃないでしょうか。なかなか着付けの達人で気が合って近所で・・・なんて考えてるといないよ?実際のところ。やっと見つけても、引っ越したり引退しちゃったらまた探すのよ?

実際のところ、近くの美容院か式場に頼むのが一般的ではないでしょうか。そんで、その人の腕がどうかなんて当日にならないとわからないんじゃないんでしょうか。

そもそも着物着る為にわざわざ美容院に行くのなんて面倒くさいですよ〜

自分で着よう。

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