三浦 由子

フリー編集者・ライター/高2でADHDで言語能力低めの息子がいます/現在乳がん(ステージI・トリポジ)の治療準備中

Life is comin' back!

先日、私の乳がんの術前の検査結果が出揃った。どんな結果だったかは、くわしくは書かない。書きたくないからだ。

それは私が徹底した秘密主義だとか(そこそこ秘密主義だけど)、結果が「3日後に死にます」みたいな深刻なものだった(そこそこ深刻だったけど)といったまっとうな理由からではない。検査結果の用紙を見ながら、ここに打ち込むのがダルいだけだ。

なにせ検査結果の報告書は、アルファベットが多すぎる。Hi

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(乳腺科医の)やさしさに包まれたなら

乳がんになってしまったので、乳がんについていろいろ書こうとは思うのだけど、残念ながら人様のお役に立てる情報はまったくない。なぜなら、乳がんは患者さん一人ひとりでがんのタイプが異なることが多く、他人の体験があまり参考にならないと聞いたからだ。

なので、私の乳がんの話を役立てたいなら、私になっていただくしかない。40代半ばの太りやすい体と面倒な息子を抱え、「これはマイナスカロリー食品だから食べるほど

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乳がんになりました

タイトルのとおりです。以上。

と、終わるのも味気ないし、いろいろ書きたい気分なので、現在の私の状況をつらつらと書いてみます。

乳がんが見つかったきっかけは、毎年かかりつけの乳腺科で受けている定期検診です。昨年の検診では影も形もなかったところに、突然ヤツが現れていました。

セルフチェックも毎月していたのですが、どうも見つけにくい場所にあったようで、担当のO医師(田中圭似のイケメン)も「これはわ

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ドリフトだけが人生だ

北野武さんが以前、こんなことを言っていた。

「俺は映画監督になろうと思ってなったわけじゃない。次は映画かな、と思って映画を撮っただけ」

私は北野監督の足元にも及ばないどころか、足元の地面にめり込んでいるような人間だけれど、この言葉の意味はよくわかる。目標や希望を掲げても、それを100%達成できることは少なくて、目的地にたどり着こうとして試行錯誤してたら、ぜんぜん違う場所に着いちゃって、そこが意

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『サカナとヤクザ』と私と根室

ここ最近、鈴木智彦さんの『サカナとヤクザ』を読み返している。これで4回目だろうか。この本に書かれているネタは、北海道の沿岸地域出身の私としては身近なものであり、あまり足を突っ込んではいけないものなんだけど、どうしても読みたくなるときがある。読めば読むほど、根室でのことを思い出すからかもしれない。

私の祖父は呉服商で、店舗を持つ前には行商で稼いでいた。この祖父は金儲けが大好きな曲者で、10代の頃に

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