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ニューヨーク編: たわいのないマナーっぽい話

1週間断酒して(理由はない)バーに行ったら、カウンターの角の二席を挟んでアメリカ男二人がおる。間に二席あけずに隣同士で座れば、もっと普通の声で喋れるのに、アメリカ人なのでもちろん大声で喋っとる🤣

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悲劇はその二席に起こった。出張者らしき日本人の男がそこに入ってきたのだ🤣

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その日本人とほとんど入れかわるようにアメリカ男の一人が帰ってしまった。残ったアメリカ人はその新入り日本人に焦点を絞り始めた。

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米男:Where are you from?
日男:???
米男:Do you live here?
日男:??? ア〜〜〜トーキョー。

解析に時間がかかったらしいが、日本人男は頑張った。
が、「トーキョー」の一言をきっかけに、米男のマシンガントークが炸裂し始めた。

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一人でたわいのないことを喋り続ける米男の顔を呆然と見ている日男の顔がだんだん泣きそうになってきた。

珍しくもない風景なので、誰も気にしないし、悲劇でもない。

ところが、そこに異変が起きた。その日本人男と待ち合わせしていたらしい、もう一人の日本人男が入ってきたのだ。

席の配置はこう(↓)なった。

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日本人の男二人はまるで見つめ合うように、しっかりと壁を築いた。なんの宣言もなく、挨拶もなく、アメリカ男は完璧な遮断攻撃を食らったのであった。フフフ。

こうなった(↓)。

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バー・ガールさんと喋っていたわいの邪魔をするのをおそらく、多分、絶対、避けていたこのアメリカ男がチラッチラッとこっちを見始めた。無視するわけにはいかんやろ。たった今酷い仕打ちを受けて傷だらけになった人が助けを求めてるのだ。

それから、お決まりの話題、トランプの移民政策、アベとトランプの比較、東アジア情勢、中華料理と韓国料理と日本料理の比較、スペインのタパス文化と日本の居酒屋文化の近似性と相違、ブッシュとトランプのどっちが酷いか、日本の関西と関東の比較とアメリカの北部と南部の比較は近いか、酒と焼酎はどっちがうまいか、国連はやるべきことをやってるか等々、飲み屋で典型的なとりとめのない話をして、二時間後、二人でヨロヨロしながらバーから出た。

何を書こうとしていたか?

プライベートな話をしたいのだから、全然知らない人との間に壁を作りたいのは分かる。が、無言の遮断は感じ悪いので、ほんの少しなんか言った方が世界平和に一歩近づけるかもしれないということだった。

中学英語で作文すればいいのだ。例えば、

It was nice talking to you. You helped me kill the time waiting for my damn friend. I might have gotten bored to death. Now he is here, let me focus on interrogating him on why he was so late. Take care!

ぐらい言っとけば、笑ってお開きになれたかもしれない。(注:絶対このまま(↑)言ってはいけません。🤣🤣🤣)。


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