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意外と知らないIT業界の歴史

こんばんは、ヨシモトです。

今となっては当たり前のIT技術ですが、改めてどういった歴史をたどって発展してきたのか知らない人は意外と多いのではないでしょうか?

時系列順に追って簡単に確認してみましょう。
ここでは開発期間を除き、世に出始めた時期で話をします。

1950年代〜

ハードウェアの登場。

PCをはじめとするいわゆるハードウェアを製造する企業が登場します。

IBM、NEC、富士通、日立など。

当初は企業向けにPCを製造し販売していました。
BtoB

今となっては世界共通規格のPCが当たり前でしたが、当時は各社独自の規格で製作していました。NECのPCと富士通のモニターなどを直接繋ぐことができない等です。

今でも独自規格で勝負している企業はAppleです。Windows製品と互換性はあまりありません。

近年は格安PCなども登場しており、どんどん価格競争が激化しています。

一時、オウム真理教が信者を利用し格安でオウムPCを販売していたほどです。(安いPCが売れたから。)

ハードウェアの製造はどんどん人件費の安い国に移っていっています。

格安PCで今も奮闘しているの日本企業は、マウスコンピューター等です。

1980年代〜

ソフトウェア開発企業が登場します。

Apple(ハードウェア)、マイクロソフト、Oracle、など。

ハードウェアが充実してきた為、次に各社ソフトウェアで勝負をし始めます。

当時IBM社が独自規格としてDOS/V規格のOSを開発しましたが、マイクロソフト社がIBM社をそそのかし、互換性のあるPC(PC/AT互換機)を作成しました。
BtoBからBtoCが進みます。

また、
DOS/VはCUI*で動作していたため企業向けでした。
WindowsがGUI*として動作するようになってたら民間にも普及するようになりました。

*CUI(Character-based User Interface)
キーボードから入力されるコマンドによって、オペレーティング・システム上の操作を行うユーザーインターフェースのこと。
フォルダのコピー等もコマンド入力(キーボード入力で指示を出す)で行っていた。

*GUI(Graphical User Interface)
コンピュータへ出す命令や指示等を、ユーザが画面上で視覚的に捉えて行動を指定できるもので、視覚的・直感的に操作できるのが特長。
フォルダのコピーはマウスの右クリック→項目を選んで実行する等、視覚的に操作出来るようになった。

今となっては、OSはマイクロソフト社(Windows)の独壇場となりました。

一方、日本企業はソフトウェア業界で海外企業に苦戦します。

IT業界の標準言語が英語のため、言語の壁が大きく開発が難しい上に、日本企業が開発したソフトウェアは海外であまり利用されませんでした。

日本のソフトウェアで世界で勝負できている企業はゲームメーカー等です。スクウェア・エニックスやバンダイナムコ、コナミなどが頑張っています。

そしてこの業界も、どんどん人件費の安い海外に進出し、オフショア開発を進めています。

また、ソフトウェアと同時期にSI業界が登場します。

徐々に大きくなってきたIT企業が、専門の部署を作り、その部署が子会社化していきます。
そして技術提供を始め、自社だけでなく他企業のシステム開発も請け負うようになります。

NTTデータや日鉄日立ソリューションズなど。

日本では70%がSI企業ですが、
アメリカでSI企業は30%しか絞めておらず、残りの70%は自社内で開発をしています。
日本企業がどれだけITに遅れているのかが分かります。

1990年代〜

インターネットが普及し始めます。

インターネットは元々はアメリカ国防省が軍用に各地を繋ぐ通信手段として利用していた。この技術が民間にも普及し始めました。

WWWやHTMLといった技術を利用し、Google、Yahoo、Amazon等が登場します。
検索エンジンやWebサイト、ポータルサイトなど、マルチメディアが普及し始めます。

2000年代〜

インターネットの通信速度が上がり、SNSや動画配信サービスが普及していきます。

Twitter、Facebook、Gree、GeNA、LINEなど。

利用者同士のコミュニケーションが密になりBtoCからCtoCに変化してきました。

2010年代〜

シェアリングビジネスが普及してきました。

Uber、AirBnBなど。

近年はアイディア勝負となっています。

***

・IT技術を利用して、今ある産業に参入していくか。 =今ある産業のIT化

・IT技術を利用して、新しい産業を産み出すか。

二者択一になってきています。

ここからは余談です。

ベンチャー企業がかっこいい、起業するべきだ!という主張をよく見かけますが、今ある社会基盤を造り上げたのは50年60年戦い続けてきた起業です。そしてこの先も基盤を支えてくれるのはきっと変わらないでしょう。

新しいベンチャービジネスが世の中を変えていくという事実は当然あると思いますが、既存企業にもリスペクトは必要だと思います。

個人の発信力が強くなってきた今、個人や個性を重要視されるようになり、自分で自分の働き方を選べるようになってきました。
自分で自分の人生をマネジメントして、
納得のできる人生をおくりましょう。

自己投資&社会貢献に役立てます!これからも宜しくお願いします! twitter:https://twitter.com/yoshimo83829407?s=09 アルプロン:http://alpron.refr.cc/yoshimoto83829407