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空間コンピューター現る

頭が混乱している。今朝、Appleの発表動画を寝床で見始めたが、途中で止めた。
少し待ってくれ、もう少し時間をくれ。再生を止めた。
私はソニー時代、VR/ARをやってきた端くれだ。写真は1998年の私。将来はインフォメーショングラスを装着して美術館を鑑賞するであろうという予言を仲間たちと行った。
 ミロのビーナス(写真右)は実は腕があった説あり。発掘されたとき、腕は失われていた。試作のHMDで見ると解説とともに腕が復活するのだ。次世代の美術館鑑賞である。
ソニーはHMDを何度か商品化してきたし、最近はHMDでゲームを楽しむことまでは提供してきた。しかし、Apple VISIONの発表は私を混乱させている!
昨夜、Appleの発表前に投稿した。噂されているHMDは売れないと断言してしまった。やることがなくなるとHMDに手をだす。Appleよ、Googleに続きおまえもか、と。しかし、今朝、「使ってみたい!」という激しい感情。

まずは、第一義的にインタフェースとしてだ。
65インチの大型テレビを持っています。付属のリモコンに
Netflix、Amazon prime、U-NEXTなどのコンテンツをダイレクトに選べる物理ボタンがついている。その後が直感的ではない。何百万とある映画やドラマをどうやって選ぶかだ。
 Appleはマウスとは別にトラックパッドでMACを操作することを提案してきた。1本から4本までの指を使い分け、パッドの上で操作するのだ。散らばった窓を一挙に整理、選択するなど。(ジェスチャー)
何度かトライしたが結局、私はマウスとキーボード操作に落ち着いてしまっている。トラックパッドは「覚えなくてはならない」。しかしマウスは何十年も直感インターフェースとして定着している。
もし、もしもである。AppleVISIONがあればマウスを使わなくなるかもしれない?という予感がした!嘘だ!そんなはずはないと、私は今、頭を殴られている。シナリオはあった。しかし技術的にできる段階になったのかもしれない。

第二義的には没入ディスプレイとして体験したい。眼の前に30m幅の巨大ディスプレイさえ登場する。そうだ、ソニーが地球博で行った横幅50mのパノラマシアター。あれがリビングに来る?ソニーのシアターはたった600万画素だった。AppleVISIONは片目あたり4Kの解像度をもっている。おー、まさか、光学設計を施すことでギリギリできるかもしれない。

AppleVISIONの装着感はどうだろう?何時間もこれをつけていられるだろうか?HMDは苦痛だという自分の経験がある。とても難儀なものだ。目幅を合わせるのもコツがいる。しかしAppleVISIONは軽量であり、人の網膜にさえ自動調整されるセンサーがついているらしい。
M2チップ搭載。
私のMACより高性能なコンピューターでもある。LiDAR、カメラは複数ついており空間キャプチャーとARをシームレスに行う。リビングに家族が入ってきたら、デバイスが透明になり、自分の目を相手に見せるという。待ってくれ待ってくれ。あまり世界を語らないでくれ。
私に頭を整理する時間をください。

2023年6月 空間コンピュータ現る
WWDC 発表後の朝
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