ブリネル硬さの日記

ブリネル硬さ(ブリネル硬度)。ブリネル硬さ試験によって得られる硬度。

硬さの尺度のひとつ。硬さ記号HB。

大まかな例。

アルミニウムは15HB、銅は35HB、炭素鋼の場合は炭素の割合によるがおおよそ100から450HB、ステンレス鋼の場合1250HB。
(by Wikipedia)

上記のような書き方だと、HBが単位であるかのように見えるが、あくまでどんな試験法で求めた数値であるかを示す記号である。硬さに単位はない。


ブリネル硬さの試験法。


超硬合金の球圧子に一定荷重を加えて供試材を圧し、生じたくぼみの直径により硬さを測定するもので、装置や圧痕が大きめなため安定した値が得られる一方、小さい部品の実体硬さを調べるのには適さない。
(by 機械設計技術者のための基礎知識 機械設計技術者試験研究会・編)

つまりは、ものすごく硬い金属のボールを、硬さを測りたいものにぐりぐり押し当てて、どのくらいへこんだかで硬さ測定するっていうことね。
測定対象はへこんじゃうので、大事なものは測定しないでください。そんなシチュエーションはないと思うけど。
安定した値が得られるとか、小さい部品には向かないとか、結構、貴重な情報だと思う。ネットとかで調べると、ここの情報はあんまり出てこない気がする。

資料に書いてなかったからわからないけど、対象の一か所だけを測定するのだろうか。そうすると、ある程度、均質な素材が対象となるのだろうか。基本、金属素材が対象なのだろうから、あんまりそこは気にしないか。


1900年に工学者のブリネル氏が考案。スウェーデンの人。
(by なにかのネット記事)


ブリネルってスウェーデンでは一般的な名前なんだろうか。


ブリネル硬さはこれくらいかなー。
硬さ算出の計算式とかもあるけど、試験屋さんじゃない限り実用しない情報だと思うから省く。

ブリネル硬さ(記号:HB)
・金属のボールをぐりぐりして測定対象をへこませて硬さを測る
・小さな部品は測定しづらい
・不均質な材料には向かない(たぶん)


というのだけ、なんとなく覚えてたらいいと思う。



最後まで読んでくれてありがとー