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【追記あり】お絵描き歴30年を記念する本を作った

私は小学3年生の頃からお絵描きを始めました。それから数えて、今年でお絵描き歴が30年になります。
なので、記念になるようにと思い、お絵描き歴30年を記念する同人誌を作りました。

まず、私は絵を描くことを仕事にしているわけではありません。
それどころか同人活動も中学生の頃に少しやったことがあるだけだし、ネットで人気があるというわけでもないです。
それでも気がつけば30年もの間絵を描き続けていました。
そして今年の2月くらいにふと「この30年を自分でお祝いしたいな」と思いました。
世界のすみっこで、誰かのためじゃなく、いつだって自分のために絵を描いてきたこの30年を記念したい。
そう思ったのです。

まずお絵描き歴30年をお祝いするには何が相応しいのか?と考えたところ、個人のイラスト同人誌を作るのがいいだろうというところに考えは落ち着きました。
次は本のコンセプトです。30年の足跡を辿る本にしたいと思い、ならば過去絵のリメイク絵を収録するのがいいだろうと決めました。30年のお祝いだから30枚描こう!と思いついてしまい、ちょっと無謀かなぁと思いつつ頑張ることにしました。
当然リメイク後だけ収録するのではなく、リメイク前も収録し、リメイク後の絵と見開きで見比べられるようにし、リメイク前の絵のページには解説もつけることにしました。
そして、イベント起因の〆切や印刷費の事情など諸々を考えて、15枚づつPart.1とPart.2に分けて収録することにしたのです。

私はデジタル絵に移行するのが比較的早かったので、20年くらい前からの絵のデータが残っていました。
逆に言えば、それより前のアナログ時代に描いた絵はほぼ失われてしまっています。
なので、リメイクする絵は00年代から15枚、10年代から15枚選出することにしました。

そこまで決まったら、あとは原稿を描くだけです。
原稿を描いている間にもいろいろ考えましたが、そのいろいろは本の中に解説として収録しました。

ただ、全体的な感想を言うと、これもまた自画自賛になってしまうのですが「上手くなったなぁ、自分」というところに付きます。
過去に描いた絵をリメイクするとその時表現したかったことを思い出したりするのですが、それを表現したいならもっと別のやり方がない?みたいなことが思い浮かぶので、構図が大幅に変わっている絵も何枚かあります。
一方で、この絵はやりたかったことに忠実に描いてあるから、それは変えずにクオリティを上げようという方向になった絵もあります。

そうして「30th Anniversary Part.1」と「30th Anniversary Part.2」が完成しました。
Part.1はコミティア144で初頒布、Part.2はコミティア146で初頒布しましたが、明日のC103二日目に2冊とも持っていきます。

プロでもないし同人活動もものすごい昔にしかやったことがないしネットで人気があるわけでもない、ただのお絵描きが好きな人だけど、それでも出来上がった本を見てると「ずいぶん遠くに来たもんだ」なんて感想が湧きます。
でも、こんなに遠くまで連れてきてくれたのは絵なのです。
だから、ありがとう。
本当にそう言いたいな、と思います。
そしてそんな気持ちが本にもこめられていることを願って。

2023年12月31日、西1ホールて-10bにてお待ちしています。

追記

本日はスペースにお越しいただきまして、本当にありがとうございました。
本日頒布した本を、BOOTHにて販売いたします。
紙版の半額のデジタル版もありますので、お好みに合わせてお求めいただければ幸いです。
https://rotelstift.booth.pm/

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