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俺と師匠の情熱seitai life season2 全身関節編 11

2月のセミナーが終わり、14時間遅れて自宅に帰宅。

シャワーを浴びて、1人目のクライアントを施術し、合間の時間でのんびり鉄道会社に無くしたポスターの件を聞こうと思っていた。こんな時に限って予約は埋まる。電話する時間はない。

やきもきしながらもこの日は質の高い大事なことを思い出させてくれるクライアントが沢山来た。

きっと神様がホントにいるなら、やっぱり見ているんだろう…と思いながらクライアントに悟られないように自然と淡々と仕事をこなす。

飯を食う時間が30分できた。午後16時半頃か、夕飯を食う時間は予約が埋まっていて無い。

とにかくポスターの件を何とかしたい。鉄道会社に電話した。ところが俺が帰ってきた電車は複数の鉄道会社の路線と繋がっており3社に電話しなければいけない。

無機質な機械の声からガイドに従いリアルの人物に電話がつながりポスターの形状や色、帰ってきた経路を話して音楽が流れて、待つ。

見当たりませんと言われるが、とても親切な対応。こちらの焦りと大事なモノ感が伝わったのだろうか。

これを3回繰り返す、まるで歌い慣れた曲のサビを繰り返し歌うかの様な出来事だった。

全滅、見つからない。

ダメ元で最後に呑んだ焼き鳥屋さんに電話する。見当たらないらしい。見つかれば連絡してくれるということで名前と電話番号を伝えた。

3日が過ぎ、その間はヒマな日も多かったがこのseitai lifeを書いていたおかげで気が紛れる。とにかく書いた。寝ずに書いた日もある。

そして電話が鳴る。03から始まる番号。

外の植え込みにポスターが落ちておりましたよ。良かったですね!

奇跡だ!神様はホントにいるのかもしれない。

三日後なんて憎い演出までしてくれやがる。

そして先生に連絡した。すごく心配してくれたみたいで一緒に喜んでくれて取りに行ってくれた。

今は3月、あと数日でまた東京に行ける。

今度は確実にポスターを連れて帰る。そしてギターを持って、先生の大好きなサニーデイ サービスの曲を一曲弾き語りでプレゼントする。

神様がもしもいるのなら、怒りと哀しみだけの人生にちょっとした奇跡の物語を送ってくれたんだろうか。

つらいことが多すぎて神様はいても役立たずだと思っていたが、所詮日々の行いと気の持ち様で神様もちゃんと奇跡を起こしてくれると知った。

2019年の2月から3月、月初の出来事。

つづく。


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