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俺と師匠の情熱seitai life season2 全身関節編 1

全身関節セミナーは8月の末から始まった。子供達が夏休みの宿題に追われまくり、親に泣きついている頃だろう。

前日のセミナーで先生に泊まり先の電車の乗り方を教えてもらい一泊した。月2日間のTokyo seitai lifeでは電車や路線が不可欠だ。初めて降りる駅、町は新鮮なもので溢れている。

特に東京は町ごとにキャラやジャンルが違う。増えすぎた音楽のジャンルやカテゴライズに似ている。ROCKはROCKでいいじゃないか、rootsは同じなんだからと語る人も多いし、ごもっともだが細分化されてるからこそ面白い。

1人のアーティストからrootsを感じ取り、オリジナリティを確立していく過程が面白い。それこそが温故知新で現代を築いてきた日本人ならではのアイデンティティを俺は感じる。

そんな思いで向かうセミナー、ブランドネームは

「NOW&THEN」今と昔(roots)を繋ぐもの、整体師の基礎となるカラダの全関節の検査、調整ができるようになること。関節をキめる!あと数ミリ動かしたらヤバイぜ、と知れるようになること。

「誰の基礎かって?俺の基礎に決まってんだろ(笑)」DVDから抜粋。

先生はずっとこのテクニックを磨いていたと言う。そしてこれが先生の基本となり様々な独創的なテクニックを産み出すきっかけとなっている。これが先生のroots。今回は俺も意気込みが少し違っていた。

セミナーが始まり、先生が沢山話す。少しいつもとは違う、熱い檄にも似たような言い回し!

「このセミナーを選んでこの場所にいるだけで、まずは確実にこの業界で喰っていける自信と技術を身に付けると思う。」確信的な自信のある言葉。

今回の基礎クラスにかける先生の情熱はDVDでは全然伝わらない。加工や編集で面白、可笑しく伝わることではないからだ!

ちなみに昨日の服と同じだった。白のボタンダウンシャツに濃いめのジーンズ。たぶんリーバイスの501辺り。足元はビルケン、私服が白衣なんだろう。仕事にメリハリをつけている。帰りの服は違うのだ。

このセミナーは泥臭い、手の骨だけで27個もある。隣接する関節全てを8方向に動かしていくのだ。

それを1年かけて全身を旅する物語。全身の関節を8方向、気が遠くなるだろ(^^)

生半可な思いでは受けないと思う。そして先生は今回のDVDのプロモではさらに過激に吠えまくっていた。まるでストラトキャスターのキツめのoverdrive!普通ならDVDでよしとするだろう。だってめっちゃ怖いんだもんwしかも胸にグサグサ刺さりまくることを平気で言っている。普通なら全カットだ...。

そんなこんなでまずは自己紹介。俺は前回のヘマを活かす。

整体学校を3ヶ月で教えてくれた先生ともめてしまい、それから7年1人でずっと仕事しています。40歳ですが基礎を全く知らないので皆さんと同じように勉強し直したいと思っています。

的なことを言ったと思う。今回は嫌な思いは確実に避けたい、そうすると先生は珍しく

「7年も基礎を知らずに開業してやってる奴がいるんだぞ。俺は驚いたぞ、ヨシナリは30万の壁が越えられない。みんなは職場でそのぐらいもらってるだろう。開業するとこういう壁が沢山あるんだ」そんな話をけっこう長い時間してくれた。今回のセミナーは独立したい若い子が多い、そして基礎も俺より全然できている。

やめてくれ!先生。そんなに褒めたり、特別感出したらまた嫌われちまうじゃねーーか!もうあんな思いはしたくないんだよ、わかってるだろ。

そして俺以外の自己紹介が始まる。どうなる?ヨシナリ、関節のクラスでは馴染めるのか⁉︎

つづく



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