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俺と師匠の情熱seitai life season2 全身関節編 6

去年の東京で1番記憶に残る思い出。

10数年前に観た同じ会場のレッチリはイマイチだった。

遠すぎて映像モニター越しに観るだけで、演奏する姿が豆粒みたいになっていたから。1番好きなバイ.ザ.ウェイで寝てしまった。

そんな不安を感じつつ始まる。最初の2曲はEDMやミクスャー的な要素と林檎節が折り重なる楽曲構成でバンバンアゲていく!そしてさらにアがったのは先生の秘密兵器。

小っちゃい双眼鏡だ!これはいい、使える!そしてよくあるショボいのと違って鮮明に見える。

そして姐さん登場。ヤバイ(^^)綺麗さと可愛さとセクシーさを兼ね備えている出で立ち、とても同じ歳には思えない。舞台の後ろにはバックバンド、そして前側には窪みがありそこにはオーケストラ。隙間の多いバンドサウンドの音の隙間を埋めていくオケ隊で完璧な布陣だ。

演出にもこだわりが沢山見られる。大正ロマンから昭和を感じさせる場末の小劇場の様な舞台演出、衣装。かと思えばモニターからの映像。歌詞が浮き出たり動いて見えたり。この辺りは近未来的でギャップがある。

そうなんだ。林檎姐さんは昔からこのギャップを上手く使っている様な気がする。90年代後半の殺伐とした時代背景にあえて泥臭さや僅かながら的確な希望という光、まさにそのギャップが2018年の進化を見せてくれる。

そして中盤、浮雲さん登場!東京は夜の7時!先生のsalonから飛び出て渋谷の街を徘徊している去年の東京にピッタリだ。林檎姐さんの寄添いながらケロるコーラスがいい、俺のマイベスト東京ソング。

そして中盤から終盤へ。歌舞伎町。

林檎姐さんも俺の知ってる新宿を見ていた。今の新宿を見て姐さんは何を思うのだろう。

後半に最近1番好きな曲、人生は夢だらけ。まさにその通りな瞬間。先生ありがとう!こんな俺でも夢見ていいんだよな(泣)

あっという間に時は過ぎ…。最終の新幹線に間に合うようにアンコールは観ずに2人で会場を走り去る。

少し早足で駆け抜けながら、後ろから丸の内サディスティックが遠ざかる。まるで映画のラストシーン…。

そして電車へと滑り込み、先生とお別れして新幹線へと。どの車両も激混みだ。喫煙ルームでさほど吸いたくもないタバコを薫せながら、2日間の東京daysの想いにふける。言葉では言い表せない、表そうと思えばいくらでも書けるのだが…。

それから3日目の日曜日。10時から22時まで予約が埋まった。夜の7時頃、先生は何をしてるのか考えていた。きっと俺と同じように整体をしている。

2018年 11月25日、開業してから7年目となる11月だった。

つづく

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