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俺と師匠の情熱seitai life Osaka編 4

シドー先生に挑戦状を叩きつけている時。

こみ上げる思いが止まらない。先生に言われた言葉を自分が吐き出すたびに悔しくなる。ずっと先生が言った言葉から俺は逃げていた…。

今日だけは逃げる訳にはいかない!先生にも俺が先生をどうして選んだのかぶちまけたかった。理由は音楽がわかるからだ。俺は音楽しか知らない。それを人生に置き換えてずっと今まで生きてきたんだ!ちくしょう!なめんなよ!俺の存在理由を証明してやる。何度も話しながら涙が出る。俺は徹底的にザクなんかとは違うんだ!ストームトルーパーでもない!

悔しいのか?嫉妬!?不安!?そんなことはどうだっていい。先生にこっぴどく怒られても、会場から出て行けと言われようがどうでもいい!今日の俺は昨日の俺と異常なまでに違うんだ!後先なんか考えてられない。俺が今必要なのは俺が思う一流の人間に認められるかどうか。自分の器を知りたい。それだけだ…。

長いのか短いのかわからない。静寂が少し俺を不安にさせるがもう後戻りはできない。

状況は自分の思う現実とは違った。

何が起きたかよくわからない。先生の涙をこらえる姿が激しくなっている。たぶん周りにはわからない。

伝わった…。

言葉っていうのは色んな役割をする。俺は糸電話のようにちぎれるくらい限界までピンと張り詰めて伝えた。それしか出来なかった。

2人の先生ありがとう。ガチンコで伝えたら確実に受け止めてくれる。言葉は魔法だ。人が気持ちを伝える為にはこれが最速でこれが真実。だから武器にもなって平気で人を傷つけられる。

吐いた言葉の数だけ未来がある。もう自分を否定するような言葉は二度と吐かない。もし吐いても暗く誰もいない部屋の中だけだ。

つづく。


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