俺と師匠の情熱seitai life 始まりの始まり 4

現実に向かい合い、開業もしていて自由な環境で仕事ができている状況に感謝しながらも、仕事に対するストレスは増えていく。

理解できない解剖学、俺の選んだ仕事は難しすぎるのかもしれない…。手に負えないクライアントが来るたびに本屋に本を探しに行ってみたり、ネットで本や調整法を調べたり。

俺には情報量が多すぎて何を選択していいかわからない。

そんな時に寝違いがひどくなり何ヶ月も痛みが取れず、以前一緒に働いていた鍼灸師の先輩の所に施術を受けに行った。

施術は頭部と足首、足の小指、手の水掻き辺りに鍼をして15分ほど横になっただけだった。寝違いの症状よりも、股関節がかなり動くようになったことに衝撃を覚える。

その先輩に本など紹介してもらうのだが、何とか鍼を使わずに整体で同じようなことが出来ないものかと、形振りかまわずに頭部の調整法を片っ端からネットで探していた時に師匠の動画にたどり着いた。 

「俺のやりたいこと全部やってる人って本当にいたんだ…。」 

頭蓋部の施術にはずっと興味があった。何故あんなに惹かれたのかも、先生の動画とDVDで理解できた気がした。

当時はこれだ!と思い、打ち込めることに出会えて本当に嬉しかった。

実際に今でも毎日、頭蓋骨の施術を行なっているがまだまだ奥が深い。でも僕はこの施術法と師匠を選んで正解だったと思っている。

しかし、師匠の『頭蓋骨と全身の整体法』は僕にはとても難しかったのだ。



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