仕事で嫌いなイベント:キックオフ

どこの会社も年度毎に計画を立てる作業を事業計画というのでしょうか?事業を計画するからには成果や結果がついて回ります。それは達成しても、しなくても次の年度も事業計画を立てます。たしかに重要な作業ですが、それに並行して、がんばろう的な懇親会というか飲み会ってどこの会社も規模の大なり小なりはおいといてありますよね?あれをキックオフという名前が多いと思うのです。(私の会社だけ??

キックオフって言葉綺麗過ぎるんですよね。じゃあ、もっと前に、そもそも前年度ゴールしたっけ??ロスタイムまであがいていたっけ??そもそもボールは今どこにあるの??等々考えてしまいます。だから毎年キックオフをするならキチンとロスタイムまでがんばって、結果をどうだったのかキチンとたな卸しすべきじゃないかな?って思うんです。たな卸しってなんだ??っていうのもありますけど、だいたい年度最初は計画をあーでもない、こーでもない、もっと言うと年度終わってないのに次年度の計画をたてさせられるものだから、その年度の計画がおろそかになってしまうこともあるんですよね。

販売計画って大事です。それ自体を否定しているものじゃない。ただ、その計画がそれぞれの担当者やマネージャーに腹落ちしてない計画って単なる気合と無謀ですよね・・・そんな計画を立ててキックオフと言われても、そもそもそんなゲームの選手になりたくないし・・・と密かに考えてしまうんですよね。だからキックオフって言葉は嫌いなんです。

キックオフをするなら、そもそもゲームに参加する先週は誰なのか?選手層はしっかり揃っているのか?それを踏まえて僕らは何と闘い、何を得て、何をゴールとするのか?そのゴールを得るために、だから今何をすべきで、それは今のメンバーでなしえるのか?そうじゃなかったら、どうするのか?

そして、一番大切なのは

「そのゴールの為に、捨てる仕事はなにか?」

を決める事だと思います。よくありがちな今の仕事をがんばりつつ新しい事にチャレンジってそれ、無計画って事なんですよね。選手も試合を重ねれば疲れるし怪我もする。ましてや得意な分野も不得意な分野も出てくる。だから役割とポジションを決めて個々人は戦術的に、チームは戦略的に、それを実行するためにマネージャーは高い位置から物事を見て判断して指示をする。最近やってるラグビーのドラマも見ててもそうですよね。

なので、キックオフをする状況になっているのか??って考えるとその辺がすっぽり抜けていて、がんばろー!って言われても興ざめしちゃうのは僕だけでしょうか?

キックオフをするなら、出来る事を、やれる事をやった状態でホイッスル吹いてほしいものです。じゃないと、急にキックオフされて、センターリングで良いボールが上がってきたとしても、

「急にボールが来たらシュートできなかった」

という事になるかもしれません。

キックオフ、それする前に、全部終わっているのかな?

今年も来年に向けて悩む季節になりそうです・・・



とある企業に勤める新米マネージャー 昔課長島耕作に憧れを抱いていたけれども、いざ自分がなってみると感じたリアルとバーチャルの境目に苦悩する日々をつらつらと書いたもの