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M-1グランプリ2022 敗者復活戦 感想・採点メモ

1.シンクロニシティ/14位
(個人採点:86+2=88点/8位)
 静かなシンクロニシティに野外、しかもトップバッターと相当厳しい戦いだと予想していましたが、堂々たるパフォーマンスでした。西野さんから緊張が伝わっていましたが、少し速いテンポがむしろ丁度良かったです。

2.ママタルト/16位
(個人採点:83+1=84点/15位)
 ボケ、ツッコミ共にもう少しシャープさが欲しかったです。ただ、「so~that…」「too~to…」など、懐かしいなぁと思いながら見ていました。2人とも大喜利が得意なので、国民審査が最低点だったときのコメントはとても光っていました。

3.からし蓮根/4位
(個人採点:87点/9位)
 THE MANZAIのプレマスターズを勝ち上がったものと同じネタですが、やはり面白いです。ただ、つかみを筆頭に前半の方が強いため、尻上がりになっていかないのが惜しいところでした。

4.THIS IS パン/15位
(個人採点:86点/13位)
 器用だし展開もあるんですが、もう少し爆発してほしい気持ちもありました。ただ、youtubeで2回目に見たときはもっと上位でも良かったと感じるぐらい面白かったです。
 余談ですが、今年の準々決勝でTHIS IS パンが爆発したとのレポを見て、ノーマークだった分一気にテンションが上がりました。この感覚がM-1の醍醐味ですね。吉田さんは女性芸人の中でもトップクラスにツッコミが上手いと思うので、是非もっと表に出てきてほしいです。

5.オズワルド/1位
(個人採点:92点/1位→投票)
 有名な明晰夢のネタですが、これまでに見たことがなく今回初めて見ました。改変前の方が面白いという声もありますが、M-1に絡めたくだりを入れるなど、しっかりとチューンアップしてたと思います。応援はしていましたが、決勝で勝ちきれるネタかと言われるとパワー不足な気がしたので、採点では1位ですが投票するかは少し悩みました。ただ、投票しない方が逆に不公平だろうと思い投票に至りました。

6.令和ロマン/2位
(個人採点:91点/2位→投票)
 令和ロマンのネタには若干の当たり外れがあるのですが、今回は大当たりでした。下着USJのくだりやMOROHAなど、咄嗟に反応できず笑いに至らなかった点があったのが悔しかったです。もっと勉強します。
 最後に大きく動く構成はママタルトでもありましたが、ケムリさんが一貫して冷静だった分だけこちらでは爆笑が生まれていました。人気投票の側面が否めない敗者復活戦で、2位につけたのは快挙だと思います。余談ですが、後日配信されたM-1決勝体験ライブでやっていたネタも面白く、引き出しの多さも含めて2023の決勝有力候補ではないでしょうか。

7.ストレッチーズ/17位
(個人採点:84点/14位)
 彼らの代表作的なネタで面白いんですが、熱量よりは堅さを感じてしまいました。あと、清野菜名さんを上白石萌音さんに変えたところでテンポが悪く感じたので、他の女優さんではだめだったのかな…とも感じました。
 敗者復活最下位は翌年の決勝に進出するというジンクスがあるので、今年のストレッチーズの活躍に期待したいところです。

8.カゲヤマ/12位
(個人採点:82点/17位)
 3回戦からこのネタは見ていますが、メインのやり取りよりも合間に挟まる「妹と言えば中二だろ!」みたいなやり取りが面白かったです。大声で面白ワードを繰り出してたらもっと笑えたかなと思います。あと、終わり方最高でした。

9.ビスケットブラザーズ/7位
(個人採点:88点/6位)
 ビスブラに関しては、素に近い状態で2人のキャラが立っている分コントよりもしゃべくり漫才の方が好きです。原田さんの濃さに対してきんさんのツッコミが少し薄味なので、2人も濃さマシマシだともっと面白くなりそうだと感じました。

10.ななまがり/8位
(個人採点:87点/9位)
 「こんなの初めて!」を軸にするとなんでもありになってしまうので、もっと凝ったものが聞きたいと感じました。「東京と静岡の境目」がメチャクチャ面白かったので、そういうのがもっと欲しかったです。

11.ダンビラムーチョ/9位
(個人採点:90点/4位)
 メチャクチャ面白かったですし、一番リピートしてるのはこのネタです。歌が上手いところも、選曲センスも、謎の感動も、全てがミックスされた面白さでした。オズワルドと非常に悩みました。投票したかったです。

12.ハイツ友の会/10位
(個人採点:83点/16位)
 インパクトは残せたと思いますが、このコンビのMAXかと言われると…youtubeにこのネタの2分verが上がっているんですが、そっちの方がオチが好みでした。(西野さんのメイクに目が行って、ネタに集中できなかったのもありますが…)
 また、こちらもM-1決勝体験ライブがかなり面白かったです。ローテンションな芸風にも追い風が来てると思うので、是非この方向性で極めていってほしいです。

13.ケビンス/11位
(個人採点:89点/5位)
 ケビンス(というかコンボイさん)のベスト盤のような漫才でした。本ネタも面白いんですが、どうしても動きのインパクトに負けてしまうので、大喜利の強さも見せられると更に浸透していくと思いました。

14.ヤーレンズ/6位
(個人採点:88点/6位)
 王道な感じがして面白かったですが、矢継ぎ早にボケとツッコミが来る分1個1個が埋もれてしまった印象を受けました。2ネタしかまだ見ていませんが、言葉遊びと伏線回収がとても上手いので、決勝もかなり近いコンビだと思います。最近ラヴィットなどに出て人生が変わりつつあるのが嬉しいです。(人生より宣材写真変えてくれで笑いました。)

15.ミキ/3位
(個人採点:87点/9位)
 ネタ選びが…ミキの漫才は昨年ライブで見る機会があったのですが、M-1の決勝に出ていた頃よりも円熟味を増していてとても面白かったです。せっかくならそういった方向性で見たかったですし、あえて(捨てネタに近い)このネタをやったとすれば、3位まで残るのも想定外だったかもしれません。

16.かもめんたる/13位
(個人採点:87点/9位)
 う大さんの気持ち悪さや尖りをみせつつも、こんなものじゃないでしょという気持ちもありました。ただ、途中の言葉が出てこなかった部分も含め、リアルな演説に見えたのがすごかったです。

17.マユリカ/5位
(個人採点:91点/2位→投票)
 予選からガッツリ追っている人にとっては見慣れていたかもしれませんが、僕は初見だったのでとても楽しめました。アキレス腱のくだりが爆発を巻き起こしただけでなく、前年よりも中谷さんのツッコミの精度が上がっていて、ネタ中に残る微かなモヤモヤみたいなものが解消されていました。

 投稿が大変遅くなり申し訳ございません。準決勝初進出のコンビが多く見る前は少し緊張しましたが、例年以上に面白いコンビが多かったです。
 M-1ツアーに行く前にこの記事を仕上げていたみたいです。気付いたら2023の予選が始まっていましたし、ABCお笑いグランプリもメチャクチャ面白かったです。キングオブコントもありますし、今年も楽しんでいきましょう!


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