日本を発つ前に−

イギリスに持っていくべきもの独身一年以下編

イギリスで暮らすことが決まったとき ーそれが留学であれ、仕事のためであれー どこかのポイントで一度頭をひねるのは、おそらく、「一体なにをもっていけば良いのだろう」だろう。

独身の留学生と、子供のいる家族連れではニーズが違うとは思うけれど、とりあえず、生活をしていく上で「あって便利だったもの」をリストにしてみよう。

私自身は20代の学生の時期と、40代の子連れの時期と数回イギリスへの引越しを経験しているので、そこも踏まえて、独身だった頃も、現在も、「絶対に持っていくべき」と思うものをあげてみよう。


まずは重箱

まず、重箱。「え?」と思うかもしれないけれど、これが便利。ネットで2千円ぐらいのでいい。学生の頃はよく持ち寄りパーティーがあったり、お互いを夕食に招いたりしたものだけれど、言っておこう。

「Sushi作ってねー!」「いいよー!」

と安請け合いしたところで食器があまりにも合わないと今ひとつ寂しい。とても寂しい。

重箱はとりあえず、大概の作り置きできる日本食を(料理人の腕はともあれ)それなりに見せてくれる、大変重宝なアイテムだ。ご飯をつめて、そぼろと卵ときぬさやで3色弁当にしたって、見た目の豪華さが全然ちがう。安物のチョコレートをつめて手土産にしても高級っぽく見える。異国で迎える正月もそれなりに整えることができるし、もちろんお弁当箱にも使える。

大きいものでなくていい。和食器にこだわらないのだったら、これだけあればそれなりに和食パーティはこなせる。とりあえず一つ。


ちなみに、重箱も面倒という人にはA4のアクリル板をお勧めする。綺麗に洗って、下に和紙でも敷けば立派な皿代わりだ。


・・・文房具

留学や在外研究にいく人は必須。日本の文房具は値段の割に質が良い。クリアファイルや、スラスラ書けるボールペン。今でこそユニボールシグノに似た製品がイギリス製で出ているが、10年ぐらい前だと、大学の友人に「なにこの素敵な書き心地のペン?!」と驚かれたくらいだ。ちなみに現在、ユニボールシグノをうちの街で買おうとすると、ちょっとおしゃれな文房具屋さんで日本の3倍ぐらいのお金を払うことを覚悟することになる。

鉛筆も以外とバカにできない。私が田舎に住んでいるからかもしれないけれど、子供が使う2Bの鉛筆は私の周囲の店には、ほぼ普通の値段では見当たらない。高価な画材扱いだ。どうせだから、英字で名前を入れてくれるお名前入り鉛筆を2ダースぐらい持っていっても困らないかも。

広義で文房具、ではあるけれど、子供と会う可能性のある人には100均で売っているような面白い形の消しゴム(お菓子ににているものだとか、文房具の形のものだとか)をちょっとどこかに入れておくことをお勧めする。日本で100円ぐらいのものがこちらでは500円ぐらいで売っていて、4〜5歳以上12歳ぐらいまでの子供にちょっとプレゼントするには最適だ。


耳かき

耳かきは、基本簡単に購入ができないものだと思っておいた方が良い。子供連れだったらLED付きが便利だけれど、自分一人ならば昔ながらの梵天付きのもので大丈夫。無くしても代わりは簡単に入手できないので二本欲しい。


常備薬

イギリスでよく使われている常備薬については後ほどまた書くけれど、とりあえず、使い慣れた薬は持っていったほうが良い。葛根湯や、イソジンうがい薬、オロナイン軟膏・・・等、人によってそれぞれ慣れ親しんだ薬があるはずだ。体調を崩した時に薬局に走り、なにを買えば良いのか頭をひねるのは辛いから、とりあえず、風邪薬と胃腸薬ぐらいは持っておくべし。


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