日本を発つ前に

長期間、もしくは家族連れ編

イギリスに日本から持っていきたいもの、長期間、家族連れ編はこんな感じ。

極私的に、重箱はここでも持っていくべき!リストの筆頭に上がる。独身編で書いた文房具も、もちろん入る。今でも私は時々日本のクリアファイルが恋しくて涙が出そうになる。家で限られた時間で作業をしようと大量の紙類と格闘している時など、余計だ。

そう、今の所、近所でクリアファイルを見かけたことがないのだ。先日、ロンドンへ子供の診療に行った時、必要書類をすべてクリアファイルに入れていったところ、主治医の先生に「すばらしい!これ、もらっていい?」とねだられた。もちろん、謹呈したのだけれど、ま、そういうわけで、国産の文房具で自分の作業効率が上がりそうなものは、もってきておいて良いと思う。特にペン類ね。


印鑑

意外と忘れがちだけど、朱肉とセットで持っていったほうが良い。もちろんこちらではほとんど使う可能性はない。だけど、もしも何かあって日本宛に書類を送ろうと思った時、三文判はどこに行っても買えない。

ちなみに朱肉も、だ。


コードレスアイロン

これは独身者向けにも入れようかと悩んだのだけれど、とりあえずこちらに。もしも引越し費用を持ってもらえるんだったら入れておいて損はない。独り身だったらたいした量ではないアイロンがけも、家族が絡むと相当量になり、結構なストレスだ。・・・というわけで、コードレスに慣れている人は日本から海外仕様のものを持ってくることをお勧めする。

イギリスにコードレスがないわけではなくて、あるのだけれど極めてマイナーで、それゆえ、信頼のおけるメーカーのものは大体日本の2倍程度のお値段を想定しておいたほうがいい。もちろん帰国前には売却すればよし。

ただし、こういった電化製品の値段は年ごとに変わるので、amazon.co.ukで"cordless iron"の検索をしてから購入を決めるべし。


かつおぶし削り器とかつおぶし

いやあ、もう、本当に、今時家庭でかつおぶしを削る人などいないのかもしれないけれど、かつおぶし削りがあれば、かつおぶしを一本持っていくだけで相当長いこと、和食には困らない。おみおつけにも、濾さずにそのまま、ぽっとひとつまみ入れるだけでしっかり出汁が出るのは削りたてかつおぶしの力だ。

料理本には出汁を取る時には昆布と合わせて濃しましょう、と書いてあるけれど、家族で食べる具沢山のおみおつけだったら、本当にだしの素感覚で入れるだけで大丈夫。

現在イギリスで削りぶしを買おうと思ったら、100グラム2ー3千円前後を覚悟すべし・・・なので、和食をしっかり食べる家庭だったら「日本では使っていない」家庭でも持っていくことをお勧めする。今は子供でも怪我せず削れるタイプが出ているので、さっさか子供を「かつおぶし当番」に決めてしまうのが吉。


炊飯器

最初にイギリスで生活していた頃には、炊飯器がなかったので鍋での炊飯の仕方をしっかりと覚えてしまった。というわけで、なくても困りはしない。鍋炊きのほうが美味しいといえば美味しい。

ではなぜリストに入れてあるのかというと、子供が育ち盛りだとやはり炊飯器に任せておけるのが楽だからだ。さらには、時折無茶振りされる「Sushi作ってくれる?」みたいな友人からのリクエストにも、ずっと答えやすくなる。

こちらでも買えないことはないが、一般の店ですぐに見つかるのはインド系用の炊飯器だ。我が家はこちらに来てから日系ストアから三合炊きを買ったのだけれど、なぜか説明が中国語(メーカーはパナソニックだが)・・・いずれは日本で購入しようと画策中である。

場所をとるものなので、これもまた誰かが引っ越し費用を持ってくれるなら、の話。ちなみに日本のものをそのまま持っていっても電圧が全然違うので壊れるだけだと覚悟しておくべし。


子供サイズの箸

ロンドンだったら、こまらないのかもしれない。箸はあちらこちらで買うことができるようになってきた最近のイギリスだが、子供サイズはなかなかない。

余談だが、日本にいた頃の我が家は子供サイズのナイフがないことに苦労した。ナイフとフォークの使い方を3歳児に教える日本の家庭はあまりないのだろうな、と考えればわかるのだが。最終的にIKEAで見つけたのだけれど、ま、同様の理由で子供用の箸はまず見つからないと思っておいたほうが良い。


Kindle・・・は別に日本で買わなくてもいいかも

日本の本を送ってもらわずに読めるようにしておくとそれだけで気が楽。こちらでKindleを購入して日本のアカウントと繋げることもできる。

ちなみに私の日本で買ったKindleは3G対応のはずなのだけれど、こちらでは全く電波を拾わない・・・・ので、もう持っているのならともかく別に日本で買う必要はないかも。


あとは意外と便利な

弁当箱関連。こちらでもないことはないけれど、日本のほうが圧倒的に種類が豊富。(ただし、こちらで買うと食洗機対応しているものが多い)

子供連れだと、ピクニックにいくことが多いので、とりあえずはお勧めする。

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