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柴山イニシアティブに対する所感

明言している中で「厳格な評価」というフレーズが非常に気になるところ。この評価基準や評価方法が妥当であり適切に運用されているかどうかを確認する方法が透明であって欲しい。

イニシアティブの資料を読んでるけど、「博士課程学生のキャリアパスの確保・経済的支援」の中に「社会のニーズに応えるキャリア形成の促進」という一文が入っている。この『社会のニーズ』の中身も明確にしなければ判断できない。

資料でも言及されている「質保証システムの確立」「学修成果の可視化と情報公表」が全ての鍵となる。教育に対して適切な評価ができなければ、研究に対して画一的で正当な評価などできないのではないかと思う。

若手研究者の支援は引き続き拡充する姿勢のようだけども、40歳以上の「専業非常勤講師」への対応は特に触れられていない。博士課程の学生を増やす前に、出口の部分にメスを入れて欲しい。出口戦略さえ見えていれば、D進する学生は勝手に増えると予想している。今は先が見えないから進学しないんだろう。

学位プログラム制度の実施状況も含めて文科省のデータをもっと読み込まないと現状が見えそうにないな。

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