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集団思考は1.1以上にしてから

集団思考のことを、数字遊びで考えてみます。

仕込み(アタマづくり)を怠った0.9のヒトと0.8のヒトがいっしょに仕事をしていく足し算は、1.7になって二人力2.0に届きません。1.7は2.0に対して15%足りませんので、一年365日枠を使っても310日分(85%・▲55日)の仕事や成果にしかできない可能性があります。

一方、仕込み(アタマづくり)をしっかりやった1.2のヒトと1.1のヒトがいっしょに仕事をしていく足し算は、2.3になって二人力2.0を超えます。2.3は2.0に対して15%高いので、一年365日枠を使って420日分(115%・+55日)の仕事や成果が出せるかも、というスピードと威力です。

デキるチームと、そうでもないチームの「違い」であり、結果的に生じる埋めきれない「差」が、この原理だと思います。人材採用と社内教育の在り方が重要であるひとつの理由が、ココにありますね。

どういう「継続は力なり」にするのか。メンバー各自が1.1以上になって臨むと同時に、その仲間との『違い』を活かし合って、この『値』をより大きくできる『継続活動』こそが、大事です(これを支えていく経営システムや運営方針の在り方は、もっと大事)。

会社は誰かの「一人力(1.0)」で仕事をしていくわけではなく、かと言って、そこらへんの誰かと意味なく組み合ったところで「二人力(2.0)」を保証するわけではありません。1.0に届かないヒトが何人集まっても、あまり良い集団思考とそこからの成果は出にくいんじゃないかな、と。

野球やサッカーなどの『個人×チームの戦力関係』に置き換えてみると、分かりやすいかも知れません。

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