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俺の作り方-高校編-

俺の高校時代はかなり特殊だった。創立3年目の新設校だったため、愛知県中(主に三河)の大量の問題児が集まるが、その分校則が異常に厳しい事で知られていた学校に入学した。

その3回生の普通科入学試験合格者約270名(普通科、電気科、情報処理科の総勢は約800名)のうち、成績優秀者上位45名(内、女子7名)で構成される「特別進学クラス」に入れられてしまった事で特殊な高校生活を余儀なくされてしまった。
上位と言ってもそもそもの偏差値が高くない生徒が大半なので大したことではない。が、中にはスベリ止めでウッカリ入学してきた連中もいた。
特進クラスは一般の生徒とは校舎も別、カリキュラムも講師も別、もちろん教科書も全く違う、まさに進学するためだけの特別クラスだった。
月~金曜日は6時間授業の後、土曜日は3時間授業の後、それぞれ3時間の補習があり、それぞれの教科ごとに宿題が山ほど出る。部活動は希望すれば可能だが、実際はそんな時間はない。

当然、一般的な青春はなかった。
そのお陰で俺が出来たんだけどな。

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