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近代乳業の父から生まれた麗しのLady

初めて買ったプラモデルはイマイの「ロボダッチ」でお馴染みのSOPHIAの黒柳です。

「酒飲みは甘いモノが苦手」なんて言われるけど、例に漏れず俺も普段は甘いモノを食べないし飲まない。以前は全く食べなかったが、最近は以前より少しは食べる様になったかな?
ちなみに、「酒飲みは甘いモノが苦手」なのは東アジア人特有だそうで、欧米では真逆の研究結果が出ている。
これ、マメな。

子供の時は大方の児童と同じく甘いモノが大好きだったが、その摂取量は異常だったと思う。練乳の缶に穴を二か所開けて直接吸っていたし、小豆の缶詰を買ってきては大量のお汁粉を作ったり、「3つで100円」のカップアイスを一度に12個食べたりしていた。
アルファベットチョコは言わずもがな、イチゴミルクキャンディもガリガリと噛んであっと言う間に一袋食べてしまう。

とは言え、小学生の俺が買えるのは週に一回350円のお小遣い配給日だけ。この350円でお菓子を買うんだけど、そこをグッとこらえて貯めて、プラモデルを買ったりファミコンのカセットやゲームウオッチを買ったりキンケシのガチャガチャを回したりしてたんだから大したもんだ。
だから5~10円で買える駄菓子屋は宝島みたいなもんだったんだよな。

そんな幼少期、夏になれば当然、冷たいモノが食べたくなる。定番だったのは「ダブルソーダ」。コレは真ん中で二つに割れるので弟と15円ずつ出して買っていたね。
二人で分けるのは「パピコ」もあったけど高いからたまにしか買えなかった。そこで凍らせた「チューペット」(真ん中で二つに折れる棒状の清涼飲料)がバラ売り10円だったからそれをよく買ってたね。

あとは通称「おっぱいアイス」。あのコ〇ドームの様なゴムに入ったヤツね。地域によって「風船アイス」とか「ボンボンアイス」なんて言うらしいけど、俺の地元では「たまごアイス」って名前だったと思う。だれも「たまごアイス」なんて呼んでなかったけど。

安いアイスばかりじゃないぞ!?ちょいと奮発してグリコの「パナップ」を食べた事もあるし、「雪見だいふく」には興奮したね。あと、高価すぎて滅多に食べられなかった雪印の「宝石箱」もあった。
だって1978年に120円だぜ!?買えねーっつうの!

一日当たり50円というお小遣いをなんとかやりくりし、一度も万引きなどに手を染めることなくアイスライフを漫喫していた俺だが、当時憧れのアイスがあった。

それがレディーボーデンである。

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