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おうちde担々麵

中華料理人「家でお店に負けない担々麺を作るだとう!?」
俺「やってやらあ!!」
野次馬A「素人にできるわけねえよ」
俺「で、できらあ!!」

という訳で今回は家庭で出来る“お店レベルの担々麵”を作ってみます。

題して「おうちde担々麵」!!


いきなり元祖・少年料理バトル漫画「スーパーくいしん坊」風に始まりましたが、この漫画、ご存じでしょうか?

あの“料理に入った自分の汗の塩分”や“茹でた魚に焼き目を付けただけの自称・焼き魚”で勝負に勝ったり、“麻薬入りのカレー”で街中の人が麻薬中毒になりそうになったりする超絶ハード料理バトル漫画の金字塔「包丁人味平」でお馴染みの牛次郎&ビッグ錠のトンデモ…もとい、スーパーグルメ漫画なのですよ。

町の洋食屋の一人息子で、運動も勉強も苦手だけど食べる事は大好きなだけで料理はド素人の“わがままボディ”の中学生「鍋島“スーパーくいしん坊”香介」がプロの料理人相手に売り言葉に買い言葉で喧嘩になり、無策のまま料理勝負をするという特攻系少年料理バトル漫画(?)の元祖である作品なんです。


スパゲッティが太いからと、茹で上げたスパゲッティに氷の釘を打ち付けて半分の細さに切ったり、自動車のホイールでお好み焼きを焼いたりと、絶対に再現不可能で「なんとなく出来そう」な気すらしないトンデモ…もとい、あっと驚く奇抜なアイデアで名立たる料理人たちを相手に次々に素人の中学生が勝利していく荒唐無稽…もとい、痛快な漫画です。

僕が小学4か5年生の時に、たまたま連載第一話を読んでからというもの、たちまちこの漫画の大ファンとなったものです。だって、勉強も運動も出来ないくせに大喰らいで生意気なチビ・デブ・ブサイクで見た目はオッサンの中学生…おっと、口が過ぎましたが、他に表現の仕様がないので続行します。そんな女子ウケを全く無視した主人公の少年漫画がギャグ漫画以外でありますか?
幸介が聖闘士星矢だったら?
ケンシロウだったら?有り得ないでしょう?

しかもこの漫画、あの「美味しんぼ」とほぼ同時期に連載していたのが凄い!世の中が「本物の味」や「高級グルメ・美食ブーム」に突き進む中、「B級グルメ」「ジャンクフード」街道を突き進み、数々の物理的に不可能な調理法を編み出し続けたのです。そしてそれは「ミスター味っ子」や「中華一番」などにも多大な影響を与え、現在も受け継がれ続けているのです。
あれ?今思えば「美味しんぼ」の山岡さんも連載当初はダメ男だったなぁ。

あれ?もしかしてイケメンとか優秀なキャラと料理漫画って相性悪いのか?
いや、俺が好んで読む漫画が女子ウケしない漫画ばかりなだけか。

…なんて熱く語ってしまいましたが、今回ワタクシが紹介するのは正統派の“担々麵”です。
香介君の様に洗濯機で麺を湯がいたり、味平の様にドラム缶でスープを作ったりはしません。あしからず。

では材料です。

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