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【WBC】決勝 日本対アメリカ

みなさんこんにちは❗
今回は決勝戦 「日本対アメリカ」の試合の流れや見た所感を述べていきます。

 
とうとうWBCも決勝のみ。連覇か🇺🇸、14年ぶり3度目の優勝か🇯🇵果たして栄冠を手にしたのはどちらの国でしょうか。


 合わせてこちらもご参照ください。


スターティングラインナップ

 アメリカは打順を入れ替えてきました。2Bアンダーソンが9番。8番にはLFマリンズが入り、6番にSSターナーが入るラインナップとなりました。

 日本は昨日の試合から選手の入れ替えは行っておらず、同じラインナップで臨みます。

最終スコア

日本3―2アメリカ

試合の流れ

 決勝ならではの特別な演出で始まりましたね。

 初回。
 初球から今永は素晴らしいボールを投げ込んでいきます。まず先頭のベッツを打ち取り1アウト。続く打者は今大会絶好調のマイク・トラウト。3球目の変化球を詰まらせますがセカンドとライトの間に落ち、トラウトは2塁を陥れます。

 いきなり先制のピンチでゴールドシュミットを迎えますが三球三振で抑えます。これで2アウト。次の打者アレナドは初球を打ってファーストゴロに打ち取り、初回無失点で凌ぎました。

 対する日本の攻撃。先頭ヌートバーはレフトフライに倒れ1アウト。2番近藤は変化球を巧く捌きますがショートゴロ。ランナーなしの状態で大谷翔平。結果は四球で出塁します。続く打者は昨日同点本塁打の吉田正尚。しかし、最後はアウトローいっぱいに決まった4シームで見逃し三振に抑えられます。

  吉田はこの三振が今大会初三振とのことで改めて吉田選手の凄さを感じました。

 2回表、1アウトから今大会ノリにのっているトレイ・ターナーに一発を打たれ先制されます。

 1大会5本塁打はWBCタイ記録となります。

 続くリアルミュートも落ち着いて攻めていきますがインコースの4シームをバットを折りながらレフトに運びます。
 その後2アウトにするも9番アンダーソンにセンター前に打たれ1.2塁のピンチを迎えます。ここで打者は1番ベッツ。血の気が引く当たりを打たれましたがレフトフライとなりこのピンチを凌ぎました。

 2回裏。昨日のヒーローが今日も魅せます。

 完璧な当たりでしたね。完全に目覚めました。
勢いに乗った日本は続く岡本がライト前ヒットで出塁。7番山田はフルカウントまで粘りライトフライに倒れました。1アウトとなり、8番源田が初球をレフト前に運び1.2塁とします。ここで今大会6打数3安打と当たっている中村悠平を迎えます。フルカウントからの6球目を見極め四球で満塁とします。

 アメリカはここで先発のケリーを諦め、エンジェルスのサウスポー、アーロン・ループを送ります。
ここで打順は1番に返りヌートバー。0‐2と追い込まれますが3球目を詰まりながらも転がし勝ち越します。

 2アウト2.3塁となり近藤でしたがセンターフライに倒れました。
 
 しかしこの回、日本は2点を入れリードを奪います。

 3回表。
 日本も先発の今永に代え戸郷翔征を送ります。
 先頭のトラウトを三振に、ゴールドシュミットをレフトフライに打ち取ります。しかし、アレナド・シュワーバーと歩かせ、得点圏にランナーを置いた状態でターナーを迎えます。
 打たれれば逆転もある場面でしたが空振り三振に抑えます。

 その裏、アメリカはロッキーズのカイル・フリーランドをマウンドに上げます。先頭の大谷はフルカウントまでいきますが見逃し三振に倒れます。

 続く吉田では制球が乱れ四球を出します。ここで先程ホームランを放った村上を迎えますが初球のスライダーを引っかけ併殺となりました。

4回表。2イニングス目に入る戸郷ですが、この回は三者凡退に抑えます。

 その裏、日本が誇る右の大砲にも一発が出ます。

 昨日とは違い日本ペースで試合が進みます。

 5回表、日本は戸郷に代え高橋宏斗をマウンドに送ります。先頭のベッツを打ち取りますが際どいタイミングとなります。最初はアウトと判定されますがビデオ判定によりセーフとなります。
 嫌な雰囲気でトラウトを迎えますが、ここから若き侍が躍動します。

  まずトラウトをフルカウントからスプリットで空振り三振に抑えます。続く3番ゴールドシュミットも見逃し三振に打ち取り2アウト。このあとアレナドに繋がれ、シュワーバーにはカウント3‐0なりますがここから立て直し、最後はセンターフライに打ち取りこの回を終えます。

  イニングの間にダルビッシュ有がブルペンに向かいました。

 その裏、1アウトから近藤が四球で出塁し、続く大谷はセカンドゴロに倒れますが2アウト2塁とします。追加点のチャンスで吉田に回りますがピッチャーゴロに倒れ得点とはなりませんでした。

 6回に入り試合も折り返しとなります。この回が始まる前に大谷翔平がブルペンに向かいました。

 日本はこの回から伊藤大海をマウンドに送ります。ターナーから始まる打順でしたが三者凡退に抑える完璧な投球を見せます。

 アメリカはこの回からレイズのジェイソン・アダムをマウンドに上げます。村上・岡本と打ち取られ2アウトとなりますが、7番山田の場面で四球を出します。続く源田への初球、山田が完璧な盗塁でチャンスを作ります。結果的に源田も歩かせ1.2塁となり9番中村も歩かせてしまい2アウト満塁となり、絶好のチャンスでヌートバーに回ります。追加点が入れば勝利に大きく近づく場面、球場のボルテージは最高潮に達します。カウントからの変化球を打ちますがライトフライに倒れ追加点とはなりませんでした。

 試合も終盤戦に入る7回表、日本は大勢をマウンドに送ります。対するアメリカも9番アンダーソンの所に代打マクニールを起用します。
 先頭打者は抑えたいところでしたが四球を出してしまいます。続くベッツもレフトに運び0アウト1.2塁とピンチになり、ここで打者はマイク・トラウト。一発出れば逆転の場面でしたが何とかライトフライに打ち取ります。続くゴールドシュミットもショート併殺打に打ち取りこのピンチも凌ぎます。

 7回裏アメリカはパイレーツのクローザー、デビット・ベッドナーを送ります。1アウトから大谷がシフトの間に飛ぶ打球を打ちますがターナー飛びついて送球しますが判定はセーフ。

 アメリカはチャレンジを行いますが判定は変わらずセーフとなりました。 このランナーを活かしたい場面でしたが吉田は併殺打に打ち取られこの回を終えます。

 8回表、日本はダルビッシュ有をマウンドに上げます。実に14年ぶりのWBCの決勝のマウンドになります。
 この回アメリカ先頭のアレナドをセンターフライに打ち取り1アウト。5番シュワーバーにはカウント2‐2から粘られ10球目をライトスタンドに運ばれます。

 スコアは「3―2」1点差。続く打者はトレイ・ターナー。2ストライクに追い込みますがボールゾーンのスライダーを上手く捌き出塁します。7番リアルミュートは初球を打ち上げショートフライで2アウト。8番マリンズをセンターフライに打ち取り追撃を許しませんでした。

 いよいよ残すは8回裏と9回表のみ。ブルペンには大谷翔平が最終回へ準備をしています。

 8回裏アメリカはブルワーズのデビン・ウィリアムズを起用します。日本の先頭村上は3球エアベンダーで空振り三振に打ち取られます。続く岡本もフルカウントまでいきますが最後はエアベンダーに抑えられます。何とか出塁をしたい日本は山田がフルカウントから見極め四球で出塁します。続く源田の打席で再び山田がセカンドを盗みチャンスを作ります。追加点を入れたい場面ですがサードゴロでアウトとなります。

 そしていよいよWBC決勝最終回のマウンドに大谷翔平が立ちます。
 この回は9番からそしてトラウトに回ります。

 先頭はマクニール、球場には「USA」のチャントが巻き起こります。フルカウントから低めの4シームを見極め出塁します。大谷としては出したくないランナーが出てしまいました。打順は1番に帰りベッツ。アメリカは代走にボビーウィットJr.を出します。しかし、2球目を引っかけ併殺打に抑え2アウトします。

 そして打者はマイク・トラウト。最高の舞台で最高の対決。フルカウントからの運命の一球。

 最後は空振り三振に抑え、最高の試合を最高の締めくくり方で終えました。

 侍ジャパン本当におめでとうございます!

 アメリカ代表も本当に手強く抜け目のない素晴らしいチームでした。世界一を決めるにふさわしい戦いをしてくれて本当にありがとうございます。

今日のヒーロー

大谷翔平

 大会を通してチームを引っ張っていき最後はアメリカのプレッシャーをはね除け日本を優勝に導きました。

大会MVPもおめでとうございます❗️

投手陣

  スーパースター軍団を僅か2点に抑える投手陣は本当に世界一です。ほとんどの投手が20歳前半から中盤なので3年後の大会でも更にレベルアップして活躍をしてくれそうですね。

野手陣

 なかなか点が入らない中でも球数を投げさせるなどチーム一丸で相手にプレッシャーをかけ続け得点を奪ってきました。守備でもヌートバー選手がガッツあるプレーでチームを救うなどありました。今日の試合でも村上選手の一発に始まり岡本選手のホームランやチームで入れた得点もあります。最後に今大会の集大成を見せてくれました。

 

まとめ

 本当に歴史的なこの瞬間を見れたことは一生記憶に残ります。侍ジャパンは我々の誇りです。

 WBC全体を見ても観客動員数は歴代最多を更新。課題はまだまだたくさんありましたが今大会は大成功と言えるでしょう。

 各国が世界一のために全力でぶつかり合う姿は誰が何と言おうと価値のある大会です。
 3月8日から始まり約3週間、間違いなく世界で一番熱い3週間でした。
 本当にこれからの野球界にとってとても大きな大きな大会となりました。

 そして侍ジャパン本当におめでとうございます!


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