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【WBC】POOL Dまとめ

みなさんこんにちは❗
今回はプールDの戦いをまとめていきたいと思います。

 大会前から「死の組」と呼ばれ熾烈な争いが予想されていたプールDは大波乱の展開となりました。

結果

出典 MLB.com より

 大方の予想ではドミニカ共和国が1位通過すると思われていましたが、始まってみるとまさかのベネズエラがドミニカ共和国とプエルトリコを倒しての1位通過となりました。

 最後はプエルトリコ対ドミニカ共和国の直接対決。勝ったほうが準々決勝進出という大一番をプエルトリコが制しました。

 WBC優勝大本命のドミニカ共和国が1次ラウンド敗退と大波乱のプールとなりました。

 やはり一発勝負はどうなるかわかりませんね。


参加国について

 ここからは1次ラウンドで敗退となりました各国の戦いを見た所感を述べていきます。

ドミニカ共和国

 大一番で勝ちきることが出来なかったドミニカ共和国。 
 肝心な所で一本が出なかったり、抑えられなかったりと詰めの甘さを感じました。

 イスラエル戦やニカラグア戦では打線が繋がり大量得点で圧倒する試合展開となりましたが、ベネズエラ戦やプエルトリコ戦では打線が繋がらず、一発に頼る攻撃となってしまいました。

ベネズエラ5―1ドミニカ共和国         
プエルトリコ5―2ドミニカ共和国

 そのため思ったように得点を積み重ねることができずこのような結果となりました。
 プエルトリコ戦では守備の大きなミスも敗因の一つですね。

 短期決戦や相手投手のレベルが上がってくると選球眼のいい選手や柔軟な打撃ができる選手が重要になります。

 そういう意味でソトは四球を選び球数を稼ぎ、ホームランも放つという素晴らしい活躍を見せました。(もし優勝していたら恐らくソトがMVPを受賞したでしょう)

ソトなどが全盛期に入る3年後は決勝まで進出してほしいですね。


イスラエル

 今大会は前回以上の成績を目指しましたが、世界の壁は高かったですね。

 選手のレベルは前回よりも高いのですが、組み合わせが悪かったという感じでしょうか。
 ドミニカ共和国・プエルトリコ・ベネズエラといった強豪国に力の差を見せつけられた形となってしまいました。

 特に打撃面で苦しみました。
 チーム打率.155。総得点も4点など打撃成績は軒並み下位に沈みました。

 結果的にプエルトリコには継投完全試合を喰らうなど屈辱的なものとなりました。

 投手成績もチーム防御率が6.82。被打率が.312と悪く投打共に課題の残る大会となりました。
 
 次大会までに投打両方の底上げをしていってほしいですね。
 

ニカラグア

 今大会が初出場となったニカラグアは残念ながら最下位となってしまいました。
 
 しかし、ニカラグアの未来にとって明るい出来事もたくさんありましたね。

 21歳のデューク・ヘバート(Duque Hebbert)がドミニカ共和国戦で好投した試合後、デトロイト・タイガースが彼とマイナー契約を結ぶ出来事がありました。

 タイガースの動きの早さにも驚きましたが、こういった部分を見るとこの大会はマイナーやMLB球団との契約を目指している選手のショーケースでもあると改めて感じました。

 このヘバート以外にも投手陣は活躍を見せましたね。そのため1次ラウンド4試合でコールド負け無しという結果にも繋がりました。

 あと、イスラエルに7回までリードしていた試合は本当に惜しかったです。どのチームとも善戦できており、打力が向上していけば強いチームになっていくでしょう。

 プールD最下位のため次大会も予選を勝ち抜いていく必要があります。
 ですが、これからのニカラグア野球を考えるとまた出場する可能性は十分あるでしょう。
 3年後が楽しみですね。

まとめ

 非常に見応えのあるプールとなりましたね。
 ここで敗退してしまった国は3年後に向けてどのように動くか、はたまた新しいスター選手が出てくるのか注目です。
 
 反対に準々決勝進出を果たした国は優勝まであと3勝。負けたら終わりの戦いとなります。
 本当に何が起こるか分からないのでベネズエラ・プエルトリコは気を引き締めて臨んでほしいですね。

準々決勝 (日本時間)
C 1位メキシコ ❌ D 2位プエルトリコ 18日 
C 2位アメリカ ❌ D 1位ベネズエラ 19日


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