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【WBC】準決勝 日本対メキシコ

みなさんこんにちは❗
今回は準決勝日本対メキシコの試合の流れと見た所感を述べていきます。

大熱戦の準決勝を制したのはどちらでしょうか。

合わせてこちらの記事もご参照ください。



スターティングラインナップ

 日本は前回のイタリア戦から打順を入れ替え4番吉田正尚・5番村上宗隆としています。そしてメキシコ戦ではセカンドを山田哲人。キャッチャーに中村悠平を起用する布陣で臨みます。

 メキシコは前のプエルトリコ戦から打順の変更はなく、同じ布陣で臨みます。

最終スコア

日本6―5メキシコ

試合の流れ

 初回。
 日本の先発・佐々木朗希は先頭アロザレーナを4シームで空振り三振。

 続くベルデューゴをレフトフライに打ち取り2アウト。3番メネセスもフォークで空振り三振に抑え、2奪三振と上々の立ち上がりを見せます。

どの球種も制球が素晴らしく、快投を予感させます。

 対するメキシコ先発のサンドバルも三者連続三振と完璧な立ち上がりを見せます。

 2回表。1アウトからパレデスに高めの4シームをレフト前に運ばれます。
 続く6番ウリアスへの6球目、高めの4シームを捉えたライナーは佐々木選手に直撃します。
 一瞬ヒヤッとしましたが大事には至らずひと安心です。

 しかし、1アウト1.2塁のピンチ。先制点は与えたくない場面ですが、7番トレホを4シームでショート併殺打に打ち取りこの回を終えます。

 日本はその裏、先頭の吉田正尚がセンター前ヒットで今日初めてのランナーを出します。しかし後続が続かず無得点に終わります。

 4回表。2アウトから2本のヒットで1.2塁のピンチを迎え、ここで打者はウリアス。準々決勝で決勝タイムリーを放っている要注意の打者でしたが、2球目の外のフォークを拾われ打球はレフトスタンドに入り日本は3点をリードされます。

 メキシコの応援が沸き上がり異様な雰囲気となりますが、後続はしっかりと抑え追加点を許しません。

 追いつきたい日本は1アウトから2番近藤がライトへヒットを放ちランナー1塁。続く打者は大谷翔平、フルカウントから低めの変化球を上手く打ちますがセンターライナーとなり2アウト。続く4番吉田がサンドバルのスライダーを逆方向に放ち2アウト1.3塁とします。1点でも返したい場面でしたが村上は見逃し三振に倒れ無得点に終わりました。

 5回表、日本は佐々木に代え山本由伸をマウンドに送ります。
  8番トーマス・9番バーンズと危なげなく抑えますが、1番アロザレーナに対して珍しく四球を出します。しかしそこは山本由伸、続くベルデューゴをセカンドゴロに打ち取ります。

日本はその裏先頭の岡本の打球がレフトへと伸びます。ホームランかと思われた瞬間アロザレーナがホームランキャッチ。

 メキシコのお祭り男がスーパープレーを見せました。

 しかし日本は続く山田哲人がライト前ヒット、8番源田がフルカウントから粘って四球で出塁します。
 1アウト1.2塁となったところでメキシコは先発のサンドバルを降ろし、アストロズのホセ・ウルキディをマウンドに上げます。
 対する日本も栗山監督が勝負所と判断し、中村悠平の所に代打・牧秀悟を送ります。期待に応えたい牧でしたがショートゴロ結果的にランナーは進塁し2アウト2.3塁。

 打順はここで1番に帰りヌートバー。前回のイタリア戦から6打数ヒットが出ていません。 フルカウントとなり最終的にはボール球を見極め四球で出塁し満塁とします。続く近藤は初球の4シームを打ちますがフェンス手前、レフトフライとなりこの回も無得点となりました。

 6回裏先頭の大谷がレフト前ヒットで出塁。ファーストベース上でベンチを鼓舞します。

 この後2アウトとなりますが6番岡本が際どいコースを見極め四球でチャンスを拡大します。
 続く山田も四球で出塁し5回に続き満塁のチャンスを作ります。
 球場のボルテージも最高潮の中8番源田の当たりはレフトフライとなり、ここでもチャンスを活かすことが出来ませんでした。

 7回表。1アウトから山本が四球を出します(珍しく声も出ていましたね)。続くトーマスに対してもカウント3-0となります。しかし、ここから立て直しフルカウントまでいきます。最後はフォークで空振り三振に抑えますがランナースタートを切りセーフとなります。

 日本サイドはビデオ判定を要求、アウトかセーフかで大きく変わる重要な場面。かなり判定までに時間がかかりましたが結果、判定覆りアウト。ピンチを防ぎます。

 その裏、2アウトから近藤がライト前にヒットを放ちます。続く大谷のところでメキシコはウルキディを下げ、サウスポーのジョジョ・ロメロをマウンドに上げます。
 大谷との対決は四球で1.2塁となります。四球を選んだ大谷は吠えてチームを鼓舞します。
 そしてここまで幾度となくチャンスで活躍してきた男がチームを救います。

 最高です。泣きそうになりました。

 このホームランによってゲームは振り出しに戻ります。

 しかし、同点に追いつかれたメキシコは1アウトからアロザレーナがライトオーバーのツーベースヒット。

 続くベルデューゴが左中間を破るタイムリーヒットで再びメキシコにリードを奪われます。

 なおもランナー2塁で続くメネセスがレフトにヒットを放ち1.3塁となったところで山本由伸は降板となります。このピンチでマウンドに上がるのは湯浅京己。もう1点もやれない場面で4番テレスを迎えますが4球目のフォークで空振り三振を奪います。2アウト、何とかあとひとつアウトを取りたかったですが、5番パレデスがフォークをレフトに運び1点を追加しますが吉田正尚がセカンドランナーを刺してチェンジとなります。

 再び2点を追う立場となった日本は先頭の岡本が死球で出塁します。続く山田がレフトにヒットを放ち0アウト1.2塁とチャンスを作ります。
 8番の源田は2ストライクまでいきますがしっかりとバントを決め1アウト2.3塁。

 ここで甲斐に代わり山川穂高を代打に送ります。2球目の高めの4シームを捉えますがレフト正面でアウト、しかし犠牲フライとなり1点を返します。

 続いてヌートバーのところでメキシコは再び投手を交代、へラルド・レイエスに託します。

 ヌートバーとレイエスの対決はフルカウントまでいき、最後は際どいコースを見極めたヌートバーが四球で出塁します。

 そして今日2安打の近藤に回ります。ヒット同点、長打で逆転の可能性もある場面でしたが三球三振でチャンスを逃します。

 絶対に点をやれない日本は9回、大勢をマウンドに送ります。
 1アウトから7番トレホの打球はレフトとショートの間にふらふらと上がり源田が背走しながらキャッチするファインプレーでチームを救います。

 しかし続くトーマスには追い込んでから死球で出塁させてしまいます。
 そして打者はバーンズ。この後にはアロザレーナが控えいる状況。絶対にここでアウトを取りたい日本。最後はフォークで空振り三振に抑え裏の攻撃に繋げます。

 9回裏、先頭は大谷翔平。メキシコはプエルトリコ戦でクローザーを務めたジョバニー・ガイエゴスに最終回を託します。
 
 泣いても笑ってもラスト、大谷翔平が初球を右中間に運びツーベースヒットなります。

 そして続く打者は吉田正尚。相手投手も制球が乱れます。結果吉田を歩かせ、打席には今日ノーヒットの三冠王・村上宗隆。
 1塁代走には周東。ヒットで同点・長打でサヨナラもある場面。村上のバットに託されます。

 センターの頭を越える当たりで大谷と周東が帰り劇的なサヨナラタイムリーで日本がアメリカの待つ決勝に進みます。

 メキシコ代表も先発のサンドバル含め投手陣の固い守りで幾度となくピンチを凌いできました。アロザレーナ含め野手陣も本当に素晴らしいプレーを見せてくれました。

今日のヒーロー

村上宗隆

 やはり最後は村上が持っていきました。最後の最後に最高のバッティングを見してくれました。今大会は不振にあえぎましたが持っている人はやはり凄いですね。
 明日の決勝の活躍も注目です。

佐々木朗希

 結果的には3ランホームランを打たれましたがそれまでの投球は本当に素晴らしかったです。
 あの投球がなければ勝てませんでした。

大谷翔平

 最終回、反撃の狼煙を上げるツーベースを放ちました。それ以外にもチームを鼓舞するプレーや振る舞いで指揮を上げました。

 あとは栗山監督が1塁ランナーにもしっかりと代走を起用したのも良かったですね。

 今日の試合に関しては挙げだしたらキリがないので笑笑
 

まとめ

 いよいよWBCも明日の決勝を残すだけとなりました。3月8日にWBCが開幕してから各地で熱戦が繰り広げられてきました。

 そして明日、最高の舞台で世界一が決まります!

決勝
日本対アメリカ 22日 8:00 (日本時間)


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