【暴力】物理的強制力のほか、目に入りにくい色々な形態がある。構造的暴力（前回「へ」）以外にも種々の社会的排除（ハラスメント、ネグレクトなど）のバリアントがある。まずは逃れるのが先決（子どもには難しいかもしれないが）。そして助けを求める。捨てる神あれば拾う神あり。それを信じるだけの社会的基盤は存在する。
◆注：例えば「パワハラによる自殺者数」を特定するのは困難だが「勤務問題」で見ると遡る10年で2022年は最悪の数値を示している（警察庁HP）。なお、大学教員による学生へのセクハラ問題封じ込めに必要な金額には相場があって100～500万円と聞いたことがある（場合によるのだろう）。又聞きだが心当たりがある人は通帳のご確認を。

【ボケ】ツッコミとのペアで人生に必要不可欠な会話の潤滑油か？　スベるのを恐れる必要はないが、杓子定規的な人に通じないのはつらいところ。つらいが、それを咎めるのもお門違い（センスとロジックの差異に優劣はつけられない）。
◆例①旅館の出迎え：「本日はお日柄もよく（雨や！）、大勢の方にお越しいただき（3人だけやろ）、まことにありがとうございます。温泉は出ませんが（そこボケてどうすんねん！）ごゆっくりおくろつぎ下さい。朝食は７時からとなっております（晩飯どうすんねん！）」
◆例②父子家庭：「今日、学校はどうやった？」「はぁ？　いつも通り。建ってたで」「なんやそのボケ」「筋通ってるやろ。そっちこそ稼いで来たんか」「あかん、倒産してた。明日から頑張るわ」「何を頑張んねん」「パチンコに決まってるやろ」「何で決まってんねん。そこは職探しやろが！」
◆例③友だち同士：「にやにやして、何かええことあった？」「特にないけど、また振られた」「なんで嬉しそうやねん。普通凹むやろ」「アホやな。これで絞り込めてきたやん」「どこまで浮気なヤツや」「まだ一回もうまくいってないヤツに言うてどうすんねん」「それもそやな」「ホンマにアホやな。顔で笑って心で泣いてんの！」