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【介護:本】「いちプレイヤー」から「マネージャー」に頭を切り替える思考法を介護現場に活かしてみる

「識学」とは、組織内の誤解や錯覚がどのように発生し、どうすれば解決できるか、その方法を明らかにした学問です。

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最初にザッと読んだ時は「結構きつめの言い方だなぁ」と感じました。
軍隊のように「上下関係」を重視し、褒めて伸ばすなんてもってのほか。リーダーは孤独で当たり前。部下から好かれようと思ってはいけません。

職場の人間関係を円滑にしないといけないと感じ、スタッフの誕生日をお祝いしたり、休憩時間でみんなで遊べるグッズを用意してはいけません。

✖️職場の雰囲気が良くなる→成果が出る
○成果が出る→雰囲気が良くなる

どうしたら成果がでていくのか?
下の5つのポイントに絞ってマネジメントが必要です。

  1. ルール
    場の空気ではなく、言語化されたルールをつくる

  2. 位置
    対等でなく、上下の立場からコミュニケーションをする

  3. 利益
    人間的な魅力ではなく、利益の有無で人を動かす

  4. 結果
    プロセスを評価するのではなく、結果だけを見る

  5. 成長
    目の前の成果ではなく、未来の成長を選ぶ

今回は「ルール」について介護現場と絡めて考えていきます。

いざ「レッツ識学!」
#ここまでカタイ内容だったからさ

ルールは全員が守れる範囲で統一すべし

介護現場には20〜70代と幅広い年齢のスタッフがいます。
20代でキャリア5年の人もいれば、70代でキャリア1年目の人もいます。
年齢は下だけどキャリアが上とカオス状態です。
そこで必要なのが「ルール」です。

ルールと聞くと「縛られる!嫌!」と思うでしょう。
でもルールがないと「私はこのようにやっている」「私の家ではこのようにやっている」と自分中心でしか仕事しなくなります。
どんなスポーツにもルールがあるように、仕事にもルールが必要なのです。
決められた中じゃないと個性はただのワガママとなってしまいます。

ベテランも新人も同じようにできるルールが必要なのです。

ルールは曖昧なものにしてはいけません。
職場の壁に書いてありませんか?

「常に綺麗にしてください」
「なくなったら補充してください」

「常に綺麗にしてください」
ではなく
「水曜日の午前10時に早番が掃除する」

「なくなったら補充する」
ではなく
「金曜日の午後2時に遅番が補充する」

「いつ」「誰が」を明確にルールにすることで分かりやすくなります。
やってなければ「誰」が分かりやすくなり指摘できますしね。

僕は人の懐に入るのが苦手です。
プレイヤーからリーダーとなり9年。色んな本から知識をつけ実践し、失敗と改善繰り返してきました。
識学を知る前からそれに似たようなマネジメントをとるようになってから成果(入居率や離職率)が出るようになったのを実感しています。

識学はマネジメントのひとつ。
自分と仕事にあった方法が見つかるといいですね。

あなたの参考になれば幸いです。

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あとがき
「識学」の安藤さんの著書はもう2冊あります。積読されてる本がもう少し減ったら読んでみたいなと思います。
それにしてもYouTubeで本を分かりやすく解説してくれるのはホントに便利ですよね。
それで分かった気になってしまいます。
僕の場合は本でインプットしないとアウトプットできないようです。YouTubeだとなんとなく分かっただけでアウトプットまで結びつきませんね。

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