【本】『DIE WITH ZERO』から考える
今しかできないことに金を使う
介護士をしていると「仕事を引退してこれから旅行に行けるってなった時に脳梗塞で車椅子生活になってしまった」と話を聞くことがあります。
車椅子でも旅行に行けなくはありませんが、人の手を借りるとなると気持ち良く旅はできません。
これまで仕事頑張ってこれからはご褒美期間だっただろうにと思うと胸がキュッってなります。
「DIE WITH ZERO」では今しかできないことをもっと真剣に考えてみては?というきっかけを作ってくれました。
仕事をしながら家族と一緒に過ごせることはできません。仕事ダメ!家族優先にすべきだ!とまで振り切らなくてもいいかな。本の中では家族や自分の趣味に時間を使った方がいいよね、寄りの書き方でした。
子どもはいつまで家族旅行に付いてきてくれるのだろうか?と考えた時に「自分はどうだったか」が説得力ありそうです。僕の中学生の時は絶賛思春期で、家族とどこかに行こうものなら「ああぁぁン!!行かんわ!!」と今振り返るとパンチしてやりたい。
となると、小学生のうちがええな。今やん!
去年はディズニーへ。今年はユニバを計画中です。大人も体力あるうちに行っておいたほうがよさそうです。
トレードオフは仕事でも意識しています。Aという選択肢をとればBという選択肢は確実に不可能なケースでも「Aも Bも行けるっしょ!」と無理難題を要求してくる人が周りには結構いるなと感じています。
そんな時はきちんと「無理です」と伝えるよるようにしています。リーダーの僕がそれを許してしまうと部下が無理をすることになり「大変だったんですよ!」と後で報告が来るのは目に見えています。断る力大切です。
経験させるにもお金が必要ですよね。この文章だけ見ると「お金がなくても工夫次第で色んな経験をさせてあげれます」と鼻息フンフンしてきそうですが、やっぱりお金をかけて経験を最大限にしてあげることも親の役目かな。
ボーッと過ごしたい日もありますよね笑。
夜勤明け帰りでよく食べに行っていたラーメン屋が閉店することになりました。閉店するならもっと行っておけばよかったなと思うことはありませんでした。なんとなくラーメン屋を選んでいたわけではなく、その時に食べたいラーメン屋を真剣に考えていたんだなと今は思います。
#楽しみのラーメンを理由をつけてカッコよく言っているだけ
これディズニーの時にすっごく感じました。一般客より15分前に入場できるハッピーエントリーや時間指定してアトラクションに乗ることができるプレミアアクセスはお金はかかりますがその分、たくさんのアトラクションに乗り「楽しい経験」を積むことができたかなと思います。
長い時間並んでいる最中に家族と話す時間もプライスレス…ではありません。だって駄々こねるもの。ご機嫌をとらないといけないなんてストレスですもの。
現状維持バイアスですよね。バイアスを解除するには「気持ち」だけではどうにもなりません。ここまで出来るようになったら次に進むと「決める」ようにすると僕はバイアスを解除しやすくなります。人は弱い生き物です。僕はもっと弱い。
長くなってしまいました。
とっても良い本でしたー。
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