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【千葉・佐倉】国立歴史民俗博物館は一日かけても観きれない充実した展示

「悩み事は、散歩して忘れるのが一番。まあちょっと外へ出てみたまえ。ほら、悩みごとなんか、翼が生えて飛んで行ってしまう。」(Dale Breckenridge Carnegie)。

 コロナ禍の真っ最中は遠出もできずでしたけど、そんな時に行ったのが佐倉にある国立歴史民俗博物館、通称歴博でした。
 過去にも何回か行ったことがあり、展示品が多いことは知ってはいたんですけど、いやいや、回数を重ねても毎回新しいものを目にすることができるのには驚かされますね。寒いこの季節でも気にせず巡れる歴博について、ご紹介しておきましょう。



遠出できない緊急事態宣言、近場で日本の歴史を振り返ろう

前回来た時には改装中だった「先史・古代」の展示室、かなり精巧なマネキンがいくつか。今にも動き出しそうなリアルさに結構ビビります。
 縄文土器の地域差を知ったり、装飾がお洒落で手の込んだものだと感心したり。縄文時代から弥生時代への変遷は緩やかで、両時代が混在した期間が長かったということを再認識することもでき、満足度の高い展示内容でした。


凝った造りのジオラマに実物大の展示品も多数、さすが歴博は国立博物館

 歴博の展示室は全部で6つあり、今回初めて観た「先史・古代」は第1展示室、その他にも凝った展示が様々あります。
 歴史の展示では、蝦夷との最前線にあった多賀城の模型、防衛力が高いことがよくわかる鎌倉の模型などがよくできており、平安時代から続く奈良の春日若宮おん祭の田楽の鮮やかな衣装も印象的。昭和30~40年代のファッションに関する展示もあるなど、古代から昭和まで、日本の長い歴史をたっぷりと感じることができました。


歴博レストランの古代米カレーは意外にスパイシー

 歴博に来た目的の一つは、施設内のレストラン『さくら』で食べることができる古代カレー。古代人が食べていたカレーという訳ではなく、古代米を用いたカレーです。
 水分が多いのは古代米の特徴なのか、単に炊き方の問題なのか。カレーは意外にスパイシーで、ほどほどにボリューム感もあって、結構満足できる一品でした。


 入館料は600円、これで日本の歴史を隅から隅まで学ぶことができるわけですけど、歴博は佐倉城址に建っているので、帰りに城跡を見物することもできるんですよね。かなりオススメのスポットですよ。

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