優越感と劣等感の狭間

LGBTの問題を大麻の問題に引き寄せるな!と怒られてしまうかもしれない。それでもなお。すでに大麻のことに理解がある人に向けて、大麻の問題に直面している人に向けて、「これは大麻でも直面している問題だ」と捉えて読むことをオススメしたい。ひとつの捉え方。大麻のことだけではないけれども。

理解している優越感、理解してもらえない劣等感、その狭間を行き来してはいないか?

〈「自分は性的少数者だから差別されるのだ」と思ってしまい、そのことを自分の「アイデンティティ」だと思ってしまうと、大変なことが起きる。なぜなら、それは白眼視する差別者の視線を実体化し、それを自分自身に内在化させてしまうからだ。そのとき、暴力そのものが、内在化される。
内在化された暴力が自らに向かうとき、それはひどい痛みとして作動する。
内在化された暴力が他人に向かうとき、それはひどい差別として作動する。
こうして暴力の連鎖が起きる。だから私は、被差別者は、差別者の口実に応じたカテゴリーを受け入れてはならない、と主張する。〉

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